バイアルスは21世紀を走るのだろうか



2007.1.20


え〜っと,やって来たのはかなり程度のいいバイアルスだったが流石に30年の時の流れには勝てないようだ。流星号は時の流れにもへっちゃらなのに。




取り合えずは,ゴム関係をなんとかしないといけない。フロントフォークのオイルシールとダストシールを手配した。イーハトーブ用のものらしい。全く問題ない訳ではなさそうだが,とりあえず何とかなりそうだ。


問題はインナーチューブだ。流石にもう純正品は販売終了のようだし,代用品を探すには時間と手間が掛かりすぎる。パイプいはパイプの規格があるので,メーカーもその中から各車体に合わせて品を決定するのだろうから,流用出来るものも探せば恐らくあるはずだが,バイク中心の人生でもないし,人生それ自体もそれ程残ってはいないので,近いうち再メッキすることにしよう。シール交換はその時までお預けだな。


「欧州人は物を大切に使う」,とはよく聞かれる言葉だが,確かに消費社会で国を作って来た日本よりはその傾向は強いと思う。バイクなどの機械物は法定期間を超えて,部品関係を供給してもらえないと,なかなか維持し続けるのは難しい。金または技術と意欲があれば,ワンオフで自作したり,外注することもひとつの方法だが,万人が選択出来る方法とは言いがたい。また,金属部品はワンオフで作れるとしても,ゴム製品は難しい。


デロリアンという「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画で採用された有名な車があるが,あれはいまでも100%部品供給が可能だそうだ。勿論,それなりの理由はある。生産していた会社が倒産,その後に全てを買い取った会社があって,そこが修理専門となっているので可能なのだが。オンロードモデルバイクの場合,普通に走っている分にはそうそう痛まないだろうが,オフロードバイク,特にトライアラーの場合には,「ごっこ」レベルで遊んでも痛みは激しいから,パーツの供給の期限は致命的だ。 尤も,普通に乗っていて生じる劣化を歴史として受け入れるのなら話は別だが,それにも限度がある。前後とも抜けたサスでは走れないし,エンジンが不調なバイクでは遠乗りは出来ないし。





2007.2.1





やはり「S」や「イーハトーブ」の排気音は物足りない。騒音規制のせいで吸気室の容積が増大し,サブマフラーが取り付けられたお陰で全く迫力のない音になっていた。「S」オリジナルのマフラーからサブの部分だけを切り取ろうかとも考えたが,余りにも綺麗な状態のマフラーなのでもったいなく,中古の「K」シリーズマフラーを入手し,塗り替えて交換した。

やはりこの音だ!これぞ「バイアルス」だ。吹き上がった状態からスロットルを戻したときのバックファイアー気味の破裂音。30年振りに聞くがやはりいい。





2007.2.9





握力の低下を補う為に,パワーレバーに交換した。初期型や「S」についているは綺麗なカーブのレバーで,形状は好きだがちょっと握りにくい。一方,イーハトーブのものはゼット型だ。




レバーの交換だけでいけるかと思っていたら甘かった。レバー根元の厚みが全く異なる。強度を上げるためだろうか,イーハトーブのものはかなり分厚くなっている。ホルダーごと入手したので問題はなかったが,交換の手間がかなりか掛かってしまった。中でもグリップゴムを抜くのが大変だった。古いものなら切ってしまうのだが,前のオーナーがわざわざ新品に変えてくれたいたので,丁寧に抜いて再利用する。ブレーキ・クラッチワイヤーも新品になっていたようだが,折角外したのでオイルを回しておいた。ついでにスピードメーターケーブルも。ビニール袋のジョーゴを作って重力で落す伝統的方法。レンサルハンドルは昔からちょっとあわないので,汎用のアルミハンドルにしようと思っていたが,それは次回にしよう。二度手間になるけど。



2007.2.9



エンジン音が騒がしかったので,カムチェーンを張った。「S」の場合,セミオートテンショナーなのだが,最初上手く行かず,ファンサイトでいろいろご教示頂いたお陰で,完全手動で張ることで解決出来た。通常のレベルまノイズは下がった。お陰で,ますます排気音が小気味良く聞こえるようになった。


作業方法は以下の通りだ。
まず,ホームセンターなどで売っている「3mm径,ピッチ1mm」のミリビスを準備する。長さは5〜6センチもあればいいと思う。10cm位あっても問題はないが,短いと駄目。初めに,ロックボルト(スペシャルボルト)の上の6mmボルトを外し,中のセティングバーの中央に切られているネジ穴に準備したビスを1cm程ねじ込む。その後,エンジンを掛け,ロックボルトを緩め,ねじ込んだビスの頭を指で押し込みながら,エンジン音を聞きながら一番静かなところを探し,そこでロックボルトを固定する。3mmビスを入れてからエンジンを掛けないとオイルが噴出すことがあるので注意。

こちらのサイトで皆さんから情報を頂きました。




2007.2.21



最高速があまりにも出ないので,スプロケットを交換することにしてみた。いま付いているのはドライブ15丁にドリブン60丁のノーマル状態だ。先日の様子では60km/h以上では走りたくないフィーリングだった。ドブンはAFAMから47・49が出ているのでそれにしようかとも思ったが,やはりバイアルスと言えばあの馬鹿でかいリアギア,なんとか残したい。それに後輪を外すのも面倒だったので,とりあえずはフロントを交換してみることにした。値段もAFAMで2500円+税とそんなに高くない。フランスで作られているらしい。15と17を並べて写真を撮ろうと思ったのに忘れ,すぐに付け替えてしまったので比べる写真はないが,直径にして2cm位大きい。ノーマルのチェーン長でなんとか入ったが,もうちょっと遊びがある方がよさそうなので一駒継ぎ足そうかと思っている。とりあえずは走れるのでいいが,スプロケの減りが早そう。チェーンサイズはノーマルの428。



また,外径の増大に伴い,カバーとクランクケースの一部がチェーンと干渉する。クランクケースの方は紙一重のクリアランスがあるが,チェーンの「暴れ」で,当たることもあるかも知れない。突起部なので恐らく擦れてもあまり問題はないと思う。
一方,カバーの方は完璧に当たるので改造が必要だ。下の写真のように内側の補強用(?)のリブを3箇所削った。実際には1箇所しか当たっていないようだが。上の写真はチェーンカッター。



換装後は当たり具合の確認で数百メートルしか走っていないので走行フィーリングはまだよくは分からないが,少しエンジンの回転数は抑えられるようだ。80km/hで巡航出来ればいいので充分かも知れない。もしもう少し回転を抑えたいような感じなら,そのうち「15-49」くらいを試してみようと思っているが。