続々々・バイアルスは21世紀を走るのだろうか



2016.8.31

2457Km



上記のエアフィルター交換頃に,ヤフオクで台湾製フロントフォークの追加製造を行っているという情報を得たので,到着を待ったが,8月末になってようやく納品されたようで,早速購入した。K・S・イーハに共通のインナーパイプ31Φの完全アッシである。2本ワンセットで17800円と,1〜2年前に作られた時と同じ価格のようで良かった。


品物の外見的仕上がりは上々で,インナーチューブは荒さを感じる粗悪なメッキではなく,厚みこそ不明だが,綺麗に定着している。アウターチューブも綺麗に磨き上げられ,クリア塗装がされている。クリア塗装に関しては,1本は,ダストカバー部付近に少し擦れがあった。完全に乾く前に触った感じだが軽微で,文句を言う程のレベルではない。下の写真内のシールからのオイル漏れがある上側がオリジナルの純正,下が台湾製の社外品。オイル漏れは認識していたので,オイルシールも購入してあったが,酷くはないもののサビが出ているインナーチューブがをなんとかしたくて,結局そのままになっていたのだが,アウター含め全て新品となった訳だ。


また微妙なところがS用の純正と異なる部分が少々ある。例えば,下の写真のボトム部の処理,全体に丸みがかっている。また,前回納品分はボトム部からのオイル漏れなどがあったようで,その辺りのマイナーチェンジは行われているという。写真とは逆側,つまり外側のアクスル部にはワッシャー用のくぼみがあるが,くぼみの径が直径で1mm程小さく,純正ワッシャーが入らない。アウターのアルミ当たり面がアクスルナットによってえぐえる程には締め込まないので,実質上は問題ないと思われる。購入時に,ここ用に汎用ワッシャーを手配してくれとの話があったが,こういうことだったようだ。結局,ワッシャーは入れずにアクスルボルト・ナットを締めた。


インナーチューブの方だが,トップ部の形状が下写真(右)のようになっている。これは前回の形状だとサビが出やすいので,変更したとのことだ。ちなみに,イーハ用のエアサス形状とも異なる。オイルシールだが,念の為に確認したところ,純正のシールが使えるかどうかは未確認とのことだった。ダストカバーは予備がワンセット付属していた。


出来るだけ無精をして左右フォークを交換した。特に取り付け作業時に不具合はなかった。内部構造は簡素化されているとのことだが,スプリングの強さやオイルダンパーの効きは純正に遜色はないとのコメントだ。



フロントフォークと同時に,ドライブスプロケも購入した。実際にはおまけでタダで送ってもらったのだが,一番良く使われる16丁だ。オリジナルは15丁(リア60丁)だが,これでは公道走行はトップスピードの点で厳しい。またトライアルを楽しむには13丁ないし14丁でないと充分ではない。

これまでの17丁×58丁は高速側では楽で,かつ,低速側も普段乗りには低すぎることがなくなり悪くはなかったのだが,いかんせん,登坂時に若干の不満があった。5速でのトルクが不足し,シフトダウンを頻繁に迫られ,その結果だろうが,坂道の多いこの地域では,ギア比を上げた割に燃費がかなり落ちるはめになった。58丁のドリブンには16丁が相性が良いとの定評があるのは,そのあたりのトータルバランスが良いということなのだろう。テスト走行が楽しみである。まだ1000km程度しか走ってないので,取り外した17丁の歯の摩耗は全くと言って良いほど無かった。


巷で相性が良いと言われている組み合わせの16丁×58丁で走ってみた。確かに,上り坂ではこれまでの17丁よりも楽なので,3速に落とさないと登れなかった坂も,4速で登れるようになったが,反面,やはり平地での高速側が高回転となった。17丁の時には7〜80km/hでの巡航も楽であったが,16丁では,6〜70km/hを超えると巡航は辛くなる。暫く走ってみてどちらがトータル的に良いかゆっくりと比べることにしよう。



2016.10.3

2499Km



なんだかんだと,結構距離が伸びている。実は,この春に春にエアクリーナ・エレメントを交換した頃から高回転域で息つきが起き始め,息つきが酷くなり徐々に高回転では走れなくなっていた。空ぶかしでは問題なく,特に上り坂などで負荷が掛かると顕著になる。

取り敢えず,調整可能な部分を当たってみることにした。まず,バルブクリアランスを確認。イン・アウト共にやや開いていたので,規定値に調整。次にバルブタイミングを確認。特に問題はなかった。次に,ポイントギャップの確認。ギャップは問題なし。続いて点火タイミングを調整し直す。更に,キャブレターを外し,フロート室を確認すると,タンクコックの一部の破片のようなものが入っていたが,比較的大きいもので,ジェットなどに食い込む大きさではなかった。取り敢えず,清掃して組み直す。また,交換したばかりのスパークプラグもチェックするが特に問題はない。

ということで,試走に出るが,直るどころか息つき酷くなっている。相変わらず,高回転域のみで,中域より下は安定している。実は,エアクリーナをいじった時にキャブもしていた。そして,今回もキャブを外した時に,インシュレータ(ヒート・プロテクタ)とキャブの接合部のOリングが完全につぶれていて,インシュレータの壁にO型に溝が出来ていたのを不審に思ってはいた。そして今回キャブを外した時によく確認すると(最近は老眼でちょっと見では確認出来ず,無精すると見落とすww),やはりO型の溝に見えていたのはバスコークだった。前のオーナーがキャブ整備後に渡してくれたのはいいが,パッキン類は交換しなかったようだ。ヤフオクをあたると,純正のキャブのパッキン・セットが見つかったので購入した。写真は撮っていない。フロート室,ドレインビス,スロットル部,そしてインシュレータ部の4点を全て交換した。

恐らくは,これで息つきが解消されると期待している。つまり,キャブとインシュレータの接合部からの2次エアーの引き込みが原因だと判断したということだ。春までは問題なく走っていた訳で,調子が悪くなる前にいじった部分と言えば,キャブの取り外し。そして,他の調整可能部をチェックしても直らないとなると,これ以外に考えられない。今回は,三度キャブを取り外すので,内部を徹底的に清掃することにした。ジェットとスロー調整ビス2本も抜いて高圧エアーと洗浄液で洗った。組み上げ後,エアスクリューを調整し,エンジンを掛けると,無事始動。アイドリングを調整し,空ぶかしをする時点では問題なく,非常にスムーズに回転があがり,アイドリングも安定しているが,問題の走行時の高回転域は走ってみないと判らない。楽しみであるし,やや不安でもある。



2016.10.7

2499Km

【テスト走行の結果】