カワサキマシンとの出会い


その昔,カワサキの2ストのボブキャットというトレールに憧れ免許を取った。その後,初代のバイアルスのカタログの表紙のあのスリムで精悍な写真に一目惚れ。やがて大学進学に伴い上京するに際し,そのバイアルスは処分し,通学の為に当時としては斬新だった4スト250ccのトレール車,カワサキのKL250というバイクを購入した。

デザイン的には防水型(ドロップ型)のタンクが良かったが,コブラマフラーが鈍重そうで,実際,車体も結構重くて機敏なオフロード車ではなかった。確かカワサキ最初の4ストトレールだった。あまり出来の良いとは言えなかったが,単コロの粘りある低速トルクは心地良かった。これを駆って荒川遡りツアーはほぼ毎週やったし,秩父や筑波山辺りへもよく行ったなぁ。房総や湘南の方にもね。


旧型のKL250


上の写真 車体全体が写っている唯一の写真。跨ってる美人は俺..なわけないよなぁ..(1978年)

下左の写真 豪雨で大荒れの大弛峠。ご覧の通りの凄い道路状況。人間は旧型を引き取ってくれた友人。彼は当時も今もロード派

下右の写真 ふどう峠でのショットは中央写真と同ツーリングもので,手前が旧型,奥が殆ど見えないが新型。人間は俺(1982年)






大学を卒業する年に,無理矢理に古いKLを友人に買い取ってもらい,新型のKL250を購入した。これは海外を走る為に購入したのだった。慣らしの意味で5千kmほど国内を走った。初代のKLよりかなり洗練されていたが,エンジン特性は似通っていた。当時はホンダのXLやヤマハのXTもあったが,あえてカワサキを選らんだ。個人的にはXL・XTよりもスズキのTS(ハスラー)が好きだった。これも暫く借りて乗っていたが,2ストの250は面白い。またアップチャンバーマフラーもカッコ良かった。いまでも手に入るなら乗りたいものだ。ライムグリーンのタンクが好きだ。


新型のKL250


上の写真 秩父辺り。人間は俺。
秩父へはよく行ったものだ。正丸峠は舗装路なので大型のロードマシンが多かったが,周辺の林道は当時はまだダートが多く,250クラスのトレールがよく遊びまわっていた。俺も一人でも友人とでもちょくちょく出かけていた。日帰りツーリングにはちょうどいい距離だったのだ(1982)

下左の写真 購入直後の新型KL250。北区の荒川土手でのショット(1981)

下右の写真 これは寄居あたりの川原。よく見ると口元からはエクトプラズマが流れ出ている...今や嫌煙者だけどねぇ。(1982年)


そういえば,当時はツーリングではすれ違うバイク同士が手を挙げたり,ピースサインを出したりし合ったものだか,今ではもうそういう光景は全く見かけないな。あの頃が懐かしいぜ,とオジン臭いことをのたまう。エージングノートってぇやつだな。あーぁ,やだやだ。

海外でのお話はまた旅の写真たちで紹介するとして,KLのお話はこれで一度筆を置く事にする。