13試双戦





● 13試双発戦闘機(J1N1−F)  ●  1/144 スケール  

実機について
13試双戦は,量産型のゼロ戦となる12試単戦の後に作られたもので,ゼロ戦の栄21型エンジンを2発搭載する万能戦闘機として開発が着手された。当初はプロペラ反動トルクを打ち消す為に,左右逆転のエンジン(栄21と22)の搭載が行われたが,メリット以上にトラブルが頻発し,やがて左右とも通常回転の21型になる。

13試双戦は,量産されると「2式陸上偵察機(2式陸偵)」となり,やがて「月光」と呼ばれるようになる。それぞれには無数といっていいほどのバリエーションがあり,模型の対象としては非常に興味深い。今回は最初期の十三試双戦である。十三試戦には2機の試作機があり,3機目は増加試作機ということになる。キャノピー部が若干異なるものの試作1号機とよく似ている。


●  2式陸偵 試作観測機型の緒元 ●
エンジン:中島・栄21型×2 1,100(980)hp 
全幅16.98m,全長12.18m,自重4.85t,最高速度507km/h,航続距離2,500km


モデルについて
アオシマの双発戦隊シリーズの月光より制作。本キットでは,後期量産型の月光がモデルとなっている。後部座席が胴体被覆に交換されたモデルで,形状の変更とともにキャノピーが廃止されている。


制作について
上記キットをベースに十三試戦の3号機,つまり1機目の増加試作機とした。このモデルもスクラッチ度は高い。キャノピーは開放状態である。また,サイズがやや大きいので,コクピット内部は胴枠や電線やリンケージも再現し,観測機と同程度に機器類もそれらしく再現した。

脚部の仕上がりはシャープになり,主脚カバーの肉抜きや2重構造やヒンジは元より,尾輪や月光の特徴であるラダー後部の尾灯には電球も配したのは,前作の観測機と同様の細密仕上げだが,今回はフラップやスラットは閉状態とした。

この機体の特徴はなんといっても後部座席後ろの自動機銃である。模型化する場合には銃座自体よりも,前方にスライドする銃カバーと,最後端の180度回転して胴体内に収納される分割銃カバー部にある。 (2007年春 制作)

 ギャラリー1

 ギャラリー2

 ギャラリー3


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