● ワッパ(Wappa) ●

キットについて
バンダイ ガンダムUCHGシリーズ No.1「ジオン公国軍 機動偵察セット」1/35 ワッパ+男性兵士2体入り

いわゆるガンプラだ。勿論,ガンダムアニメはほぼ全くと言っていいほど見たことがないし,内容も知らない。また,興味も全くないw ガンプラっていうのは嵌めプラ玩具であり,私の辞書ではいわゆる模型の範疇には入らないが食わず嫌いもなんなので,今回たまたま見掛けた面白い形状の乗り物を作ってみた。メカっぽいので多少なりとも模型っぽい。このわっぱという乗り物は,マシーネン・クリーガー風にメカ感と突き詰めきちんとしたキットにすれば模型に昇格出来そうなキャラではある。フィギュア部を除くとグリーン系の単一色のインジェクションだ。


制作について  (制作2015年6月)

このキットは完全な嵌めプラではなく,部分的に接着剤が必要だ。流石のバンダイも,こだわりの完全嵌め込みには出来なかったらしい。完全嵌め込みの実現には四角い箱をつけ合わせただけのガンダムなどのロボットでないと難しいらしい。脚が伸縮する。ローターファンカバーが脱着可能。近未来的な乗り物で動力源が不思議ちゃんなんのだが,コンソールが昭和の色が濃いアナログなのが良い。よって木目調コンソールにした。キットの出来としては流石,日本が世界に誇るバンダイだけあって,バリは殆どなく合いもとても良い。ゲート処理だけで素組をしたが,パーツも少ないのでまる1日で終了。模型もこうあって欲しいものだ。

素組とは言え,無塗装とはいかないので,どうせならポップなカラーにしてみてた。塗り分けデザインにセンスがないが仕方ない。それに伴い,ピンナップ・ガールからふたり出動願って,ヤローのおにんぎょは退役にした。ピンナップ・ガールのフィギュアは,どちらかと言うとリアル系の顔なのだが,わっぱに合わせてアニメっぽい顔に塗ってみた。いずれにせよ,テキトーな作業に終始した。

ガンダム自体を好きなことには全く問題ないのだが,模型としてこれを捉えられるとちょっと違う気がする。こんなもんばかり作っていたら,まともな模型を作る技量もセンスも育って行かないと思われる。プラモデルとして今でもそこそこの数が売れるのはガンプラだけだという事実はあるが,そのことが,いわゆるミニタリー物や乗り物の模型に進むことを阻害しているのかも知れない。中にはガンプラでは満足出来なくなってミニタリー系の扉を開く人もいるようだが,割合で考えれば,模型への導入というメリットよりもガンプラで終了してしまうという弊害の方が強い気がしないでもない。ただ,接合部の整形をきちんとした上で完全に塗装し,関節を可動状態で組み上げるには相応のノウハウと技術が必要で,誰でも簡単に出来るとは思えないし,逆にある意味,ミニタリー系よりも難易度が高いと思われる。個人的にはあまり大きくないスケールで,リアルなジオラマに入れると模型らしくなると思う。

散々に書いてはいるが,ガンプラファンに対しての悪意ではなく,あくまでも模型としての存在価値への見解に過ぎないので悪しからず。

 ギャラリー


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