普段参考にしている書籍




PROFILE誌
知る人ぞ知る往年の名著「PROFILE」誌。いまからもう30年も前のものだ。両表紙裏面のみカラーで他は白黒。わずか10ページ位の薄い冊子であるが,取り上げている機種数は多い。

その後新たな検証に基づく資料本が出版されているし,今となっては資料としてはいささか物足りないのは致し方ないが,それでもその存在価値は高い。1次大戦機以降の機体もラインナップされている。





WINDSOCK誌
現在,最も頼りになる資料本がこの「WINDSOCK」誌だ。英国のアルバトロス社が制作発行している。1990年半ば頃に創刊されたようだ。

完全に1次大戦機のみを扱った定期発行誌で,内容は殆どが実機についての写真や図面だが,巻末に模型の記事も少しある。約40ページでこちらも両表紙両面のみカラー。



ウインドソック誌の別冊にあたる「DATAFILE」誌は機種別のデータブックで,40ページ前後。基本的に両表紙両面以外は白黒。当時の写真が中心だが,特集機体によっては現存機や復元機の写真(一部カラーページあり)も含む。






ww1.aero誌
「WW1.aero」誌。安い紙のデータブックだが,150ページ近くに及ぶボリュームで,模型用の資料というよりは,実機のレストア用とも言うべき詳細さだ。写真はもとより図面やイラストも豊富で,当時のオリジナル図面や新しい資料がおりまぜられている。資料としての価値はかなり高い。








AVIONS誌
「AVIONS」誌。50ページ程で,数ページはカラー。内容は1次大戦機と2次大戦機が半々くらい。写真やイラストが豊富。説明文はフランス語なので理解出来ないのが残念。




Scale Aviatio誌

通称「スケビ」と呼ばれる日本の定期発刊誌。他の模型雑誌がAFVや船など色々な範疇の模型を扱っているのに対し,その名の通り,飛行機のみを扱っている。しかしながら,中心となるのは2次大戦機で,稀に1次大戦機の特集記事があるだけ。当然模型に関するもので,実機の資料はない。




MODEL ART誌
日本の模型雑誌としては誰でも知っているであろう雑誌で,全ジャンルを網羅している。反面,日本では人気のない複葉機の記事はやはり稀である。


MODEL ART 別冊
同社の別冊で,1次大戦機が特集された本が2冊出版されている。1冊丸々複葉機を掲載した日本の雑誌は,これしかない。右側は20年前に発行されたもので,既に入手は難しくなっている。内容は各国の複葉機が扱われており面白い。古本屋などで見つかる可能性はあるが,掲載されているキット自体が既に入手不可能なものが多い分,逆に貴重である。

左の方は8年程前に発行されたもので,まだ入手は可能のようだ。作例は古い本の方とは全く異なるが,制作に関する記事には転載されている部分が多い。タイトルにあるように,ドイツのエース機が特集されており,他国の機体は,巻末に幾つか紹介されているだけだ。



2010.7.20 制作