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2007.10.1(81,000km)

エンジンオイルフィルターの交換

オイル交換は5000km毎に,フィルターエレメントは2回のオイル交換に一度,つまり1万km毎に行っている。価格も1000円前後で通販でも買えるし,量販店でも取り寄せてくれる。スマートを買った当初からすると「普通」の車になって来たようだ。

フィルターの交換はいたって簡単だ。先に上からオイルを抜く。その後,フィルターのキャップの6角ボルト部にスパナを掛けて緩んだら,本体の太いところを手で回せばよい。

フィルターは後ろを向いてついているし,車の後端に近いので,車の下に潜ったり,ジャッキアップしなくても,バンパーの外側の地面に寝っ転がるだけで作業が出来る。

一般の国産車が鉄のケースごと交換するのに対し,流石にドイツの精神を受け継ぐスマートのオイルフィルターエレメントは,ケースは使いまわしで,中の紙エレメントのみを交換するようになっている。従って,外のケースは大切に扱いたい。

フィルターケースとその付近のエンジンの泥汚れを拭き取ってから作業に入る。




自分で交換するのは今回が初めてなので,手持ちのレンチにこのサイズがなかった。26では小さく29では大きかったので27か28になる訳だが,恐らく28のような気がする。

手持ちのモンキーも試したが,もう一息,口の開きが足りなかった。仕方なく,今回はアゴがずれるタイプのプライヤーを使った。ねじ頭の角を落としてしまう可能性があるので,あまり使いたくはないのだが。

ソケットレンチが一番だが,外す頻度が低いのでどうしようか考えてしまう。100均ではでかいサイズのソケットは売ってないし。


追記:その後「27」であることを確認し,ソケットレンチを購入した。ゲッ,1000円も...。おまけにシャフトが12.5ってそんな太いラチェット持ってませんがな...アダプタソケットか柄もかわにゃぁいかん...ご無体なぁ〜

あったあった,常に積んであるホイール脱着用のラチェットが12.5サイズのシャフトだった。あぁ,助かったぁ。


100均でこんな簡易レンチを発見したので,あわよくばと思って購入してみたが,店の売り上げに貢献するだけで終わってしまった。




抜けるオイルの量は大体いつも1.8L位だ。入れるときも1.8L〜2L程度で,2L以上入いることはないが。今回はフィルターを交換しているので,2.3L位入れた。それでもゲージの半分よりちょっと下。

この車は,オイルを入れすぎると白煙を噴きやすいので,いつもゲージ半分位にしている。もう気持ち入れたいところだが,前回使ったオイル(モービル1の「5W40」)の残りがそれだけしかないのでよしとした。暫くして再確認し,危ないようなら足すことにする。




古いエレメントはキャップを外すと現れるので,単に引っこ抜けばよい。一方,エレメントの組み込みだが,ちょっとコツがある...コツというほどのものではないのだが。

エンジン本体のフィルター取り付け部の中心のパイプのような出っ張りに,フィルターの中心の穴を合わせ,掌でフィルターこっちの面全体をおすようにするとグニョっと入る。入ったら均等(並行)に奥まで当たっているのを確認する。




エレメントをこの状態にしたら,キャップを差し込むが,こっちにもパイプのような突起状のものがあるので,そことエレメントの穴に少しオイルを塗って,中心を合わせてまっすぐにムギュッと押し込むと,こっちもクニョっと入る。

あとはネジ山を痛めないようにきちんとあわせて締め込んでいけばよいが,ケースに入っているOリングをエレメント付属の新品に入れ替えることを忘れないように。

あらかじめ,ケースの溝を綺麗に掃除しておいたので,ネジストロークの7〜8割りは本体の太いところを持って,手で締められる。きつくなったら,キャップがエンジンブロックに当たるまでプライヤーで締める。無理に締めすぎないよう。

オイル吸引を含め,作業自体は15分程で済むが,道具の準備と後始末に30分ほど掛かった。準備と後始末は,オイルのみの交換でも同じだけ手間と時間が掛かる。よってフィルターの交換作業が加わっても大した手間ではない。

ついでに,この写真のフィルターの斜め上に移っているドライブシャフトのゴムブーツを見たが,ヒビや朽ちはないようなので,まだ交換しなくてもよさそうだ。





2007.10.10(81,500km)

ワイパーブレードの交換

以前のページにもワイパーブレードについてアップしたが,今回新しい発見があったので挙げとこうかなってこと。




写真にある「みんなのワイパー」という商品だ。なんのアダプターも加工も不要でドンピシャで交換出来る。勿論ゴムのみでなく,ゴム付きのブレードだ。なんと1本が800円前後と安い。

こういった社外品のブレードは塗装が悪いので1年もすると錆びたり,塗装が荒れてくる。よって,半年でゴムを換え,1年後にはまたブレードごと交換するつもりだ。それまでにまた見掛けたら買い置いておこう。

ちなみにサイズはフロント用が左右ともに53cm(525mm)の「M53」という商品番号のものだ。リア用もそのままで取り付け出来る。35cmの「M35」でOK。

他のメーカーからも同価格帯のゴム付きブレードが出ている。多分そのままで付くのではないかとは思うが,試していないでなんとも言えない。ここに書いた商品なら実験済みなので交換しようと思っている方はどうぞ。




そのブレード用の換えゴムが500円程であったので,つい買ってしまった。ブレード付きのものが2本しか在庫がなかったせいなのだけど。あればそっちを買ってる。

純正品との違いはゴム自体の硬さで,国産品はやや柔らかい。しかし,ゴムを押しつぶしガラスを傷つけるといったことはないので,問題なく代用できる。





2007.10.17(81,800km)

ディスクブレーキのパッドとローターの交換

丸7年が経ち,もうじき85000kmになる。フロントのディスクパッドが外から見た感じではだいぶんと薄くなって来た。もう5000km程度は行けそうだったが,交換することにした。

ディーラーではどうしても社外品(持ち込み)への交換はやらないということだったのと,この部分は特にスマート特有の機構がある訳でもないということで,地元の整備工場に相談したら快くやってくれた。




交換後にチェックすると,薄い部分ではキーキー金属板(何と言うのか知らない)が,あとちょっとでローターに触れる位に減っている。厚いところでも2mm弱なので,早すぎるということはないだろう。




こっちが新しい方のパッドだ。ロッキードというメーカのものだ。このメーカーのパッドは国内では良く使われるものらしく,信頼性も価格も定評があるらしい。




こんな箱に入っている。使ってみたいと思う人の為に型番も写しておいた。フォーツー用は特にモデルによる違いはないようだと,販売店の人は言っていた。通販で送料込みで9300円程ということで納得だ。もっとメジャーな国産車用なら半額近いが。




一方,ローターはどうだろうか。こちらも内外共に1mm強減りがあるようだ。ひどい偏磨耗はないようだった。メーカー指定ではパッド交換2回に一度ローターも交換するようになっている。




円盤の縁には,削れたローターとパッドの粉がたっぷりと貯まっている。同心円方向の筋はあるものの,見た目もひどい状態ではなく,ジャダも出ていなかったのでちょっと贅沢な交換かも知れない。




しかし,新しいローターに交換した。新しいとは言っても中古である。自分でやることも考えたが,エア抜きが面倒なのでやめた。

ローターは1本の小さなビス(トークスかヘキサ)で止まっているだけだ。写真の「3穴」の上の2本の間にある穴がそれ。これはホイールボルトの位置決めの為だけで,回転力を受け持つものではない。トヨタなど全く止まっていなものもあるそうだ。つまり,ローターはホイールを取り付けるボルトだけで止まっている訳だ。




ローターを交換したあとキャリパーを組み込んだところ。ローター研磨などは新品(多分1枚1万云千円?)を買うのと変わらないので,高級車でもない限りナンセンスだ。

このローターは,走行が極めて少ない内に外したというものをオークションで手に入れた。確かに状態が非常に良い品だ。2枚で3000円は超お買い得。




これがキャリパー本体。勿論こちらは交換していない。何かの参考になればと撮ってみた。今年に入り,同年代の車体やパーツを手放すオーナーや店が増えているようで,これから乗ろうという人や,もっと乗り倒してやろうという人にはいい時期だ。

町から減ってくるとまた目立つようになる。購入当時は大変な人気者だったからなぁ。信号で止まる度に子供には指を指されるわ,店の駐車場に止めれば誰かが寄ってきて質問が始まるわ,だったなぁ。懐かしい。




ピストン部を組み込む前に,左車輪を真後ろから見たところ。ハンドルは一番右に切った状態だ。キャリパーの内側に付くシリンダー(ピストン)部もパッドもまだ付いていない。

奥に見えるリンクジョイントが「例の」スタビライザーか?スタビライザーのジョイント部の磨耗で凸凹路面でコトコト音がするのだとディーラーで診断され,交換修理には2〜3万掛かると言われた。「例の」とはそういう意味だ。




パッドを組み込んだ状態。キャリパーの上に裏返って乗っかっているのが,シリンダー(ピストン)部だ。ホース部にはまだ交換すべきような痛みは特になさそうだった。




最後に,シリンダー(ピストン部)をキャリパー本体に取り付けて,交換・組み立ては終了。ここまでの作業は特に難しいこともなく,自分でも出来る。一般の車となんら変わらない。

だから自分でやる人も時々いるようだが,先にも書いたようにブレーキ液のエア抜きがちょっと手間なので,今後も自分でやろうとは思わない。って,もう一回パッド換えるまで乗るんかぁ〜い?多分ね,好きだから。

エンジンやミッションが大丈夫ならね。クラッチはいずれ交換しないといけないだろうが,20万前後掛かるとメルセデスで言われた。消耗品なのに高すぎ...。


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交換後のインプレッションだが,まだちょっとしか走っていないのでなんとも言えないが,ダストの少ないパッドに交換したときにたまに報告される「鳴き」は全くない。

また,「効き」に関しても,純正品と比べても遜色はない。逆に,純正よりも良く効くということもない。タッチも殆ど変わらない。

今回あえて純正を使わなかった理由は,実は価格でも効きの不足感とかでもなく,唯一,「ダストの軽減」であったので,このパッドの効きやタッチや価格には満足している。逆に,純正と同じフィーリングで有り難い。

肝心のダストは数百kmは知らないとわからないので,後日レポートすることにする。そのためにも車を掃除しないとなぁ。


スマートは元々ブレーキの踏みシロが深いが,今回の交換で僅かに浅くなったような気がするが,これはローターとパッドの厚みが増えたせいか,それともオイルのせいか,ローターとパッドとのクリアランスは磨耗しても同じはずだから関係ないかぁ。単に気のせいかも。


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費用は,ローターが4000円(送料込み),パッドが9300円(送料込み),工賃が10000円の合計,23300円。特に安い訳ではないが,高くもないかなぁ。まぁ,こんなもんだろう。

うちのスマートは,幼い頃に負った怪我の後遺症で右前足に障害が残っているので,ついでにアライメントのチェックもやってもらった。

近々,この整備工場で手術が可能かどうかバラシて原因究明の検査をしてもらうことにした。この車体は,自分で壊した部分以外には殆ど故障と言う故障はないので「当たり」だ。だから,修理代が高めなスマートだが,修理をしつつも出来るだけ長く乗りたいと思っている。





2007.11.03(83,400km)

オートマチックオイルの交換
オートマオイルは,最初の数回を除いては車検の年に行っている。初回と2回目には若干アルミ粉が混じっていたが,その後は殆ど汚れもなく綺麗だ。特に2年毎に交換することもなさそうだが,出来るだけ寿命を延ばしたいので今後も2年毎に交換の予定だ。