更新した内容10


2010.01.01

キーについて



もう販売終了したモデルについて今更なんだが,スマートのキー3種の紹介だ。たまたまうちにはこの3種が全部ある。

写真左が平行のクーペのもので,橙色のひとつ目ボタンの電波式送信キー。経年変化で妙な色になってしまっているが。ポケットに入れたままでも数mはなれていてもまた方向にも左右されないし,動作もシーケンシャルなのでボタンを確認する必要もなく大変便利だ。

真ん中がカブリオ用のふたつ目ボタンの赤外線キー。あまり感度はよくない。これは受信機側のセンサーの劣化の可能性もある。

右側のは3つ目の赤外線キー。ディーラー車のクーペはこれらしい。2つ目のカブリオ用のスペアキーとして中古車屋に付けてもらったもの。なんでももう2つ目のキーは販売終了したようで,これしかないので我慢してくれということだったが,多分余っていただけだろうな。第3の目玉を押しても機能しない。カブリオのリアハッチはドアロックと連動する電動式だが,クーペのようには独立して作動することはない。

一度走行中に半ドア状態だったリアゲートがバタンと開いてしまったことがあった。幌を開けてさっそうと走っていたのにカッコ悪りぃったら...。念の為,それ以降は走行中はダッシュボードのロックキーでロックすることにしている。

平行物の電波式キーは便利でいいのだが,橙色のボタン部分が経年変化で割れてしまう。スマートのこと,当然この部分だけのスペアパーツは売ってない。リモコン全部を買うとこれまた1万円以上だ。という訳で,別のページに挙げたように自分で修理することになる。カブリオキーの赤外線LEDの修理の様子はこちらのページにある。

実は近いうちに型を取って綺麗なものを作ってみようと思っているのだが,柔軟性のある材質でないと都合が悪いのでちょっと考えている。レジンやポリバテでは固いしなぁ。うまくいったら販売でもするかな。


などと目論んでいるうちにシーズからボタン部分のシリコンだけが発売された。2個で3700円と高いが,これだけの為に1万8千円もするキー本体を買うことを思えば安い(かぁ?)。1個500円位なら良心的と言えるだろうけど...まぁ,恐らくは数百個からせいぜい1千個程度の特注だろうし,そこに店の利益も入る訳だから仕方ないかな。俺が作って売ったとしても1個2千円位は取りたいからな(笑)。


さっそく取り付けてみた。元々のキーボタンはボタンというよりはシートという形でそのシートの中央部だけにぼたん状の突起がある,と言ったほうが正しい。

今回のものは,ボタンのみなので,旧ボタンシートの突起部(ボタン)を新しい刃のカッターナイフでボディー(黒いプラスティック本体)穴の縁に合わせて丁寧に切り取ってからはめる。このボタンは円周部がやや厚くなっていて,そこにぐるっと溝がある。その溝をちょうど黒い本体部分の穴の縁にはめ込むような構造になっている。そのせいで,取り付け後はオリジナルのボタンよりも直径が1〜2mm大きくなる。機能上の問題はないが,見た目の雰囲気が変わる。キーなので全く問題はないが。

ちなみに,黄色(オレンジ)と赤の2個がセットになっている。メインとスペアの区別が付くので電池交換などには便利かも知れないが,個人的にはやはりスマートのキーボタンはオレンジでないとしっくりこない。

もう少し安ければ,せめて1個1千円程度ならもう2個予備に買っておいてもいいんだが...。ちなみにディーラ車用の三つ目(二つ目にも対応)のボタンシートも5148円で販売されている。うちの平行カブリオにも使用可能らしいが,とりあえずキーボタンの状態は良いし,一つ目よりも更に高価なので今のところ購入の予定はない。





2010.01.05

エアバッグエラー表示



昨年未明よりクーペの方にエアバッグエラーが出ていた。テスターの結果ではスパイラルが原因と目星がついていたが確信がなかったので,中古ステアリングを購入すべきか迷っていた。ちょうどカブリオをホロ修理に出す機会があったので,カブリオのステアリングと疑いのあるクーペのステアリングをディーラーで交換してみたのだ。その結果,エラーの原因がセンサー等ではなく,スパイラルと断定出来たので,中古を購入した。

高年式・または高走行距離車によくある定番のトラブルと言えるだろう。症状は,エアバッグ警告灯が点き放しになるというものだ。この状態になると運転席側も助手席側もシートのサイドエアバッグも全て作動しなくなるらしい。衝撃センサー部の故障もあるようだが,テスターに掛けて「高抵抗」と表示される場合はこの部分と考えてよさそうだ。

可動部ということでスパイラルの寿命は想像に難くない。ただ,問題はこの部分だけが部品として供給されていないという点だ。ステアリングとステアリング部のエアバッグ本体とスパイラルのアッシで10万円ほどだと言う。消耗品なんだから,なんとかしてもらいたいもんだ。恐らくはカブリオかブラバス用の純正皮巻きのものを,購入後1年の美品と言える中古を2万円ちょっとで入手出来たので幸いだった。

ステアリングの交換はトークスレンチ(36だったかな)1本で出来るが,エラーのない状態では,バッテリーを外さないでスパイラル部へのケーブルコネクターを外してしまうと問題がなくてもエラーが出るので注意が必要だ。そうなった際にはテスターに掛けてキャンセルするしかない。

かと言ってバッテリーを外してしまうと,学習されていたクラッチタイミングがキャンセルされてしまうので,高距離走行車の場合は問題になる。クラッチの減りが少ない新しいうちは特にクラッチの再学習の必要はないが,3万ないし5万kmも走っていると再学習の効果は想像以上にあるので,バッテリーを外してしまうとやはりテスターに掛ける羽目になる。

つまり,ステアリング自体は自分で交換出来ても,実際問題,クラッチの再学習かエアバックエラーキャンセルの為にテスターに掛けないといけない訳で,事実上,自分ではステアリングが交換出来ないことになる。

今回は購入した中古ステアリングのスパイラルの状態を早急にテストする必要があったので,バッテリーを外した。その結果,エラーは出ず,めでたし,めでたし。勿論,ディーラーに出掛けてクラッチの再学習をしてもらった。いつもタダでやって頂いて有難うございます。
(注)これが原因でエラーランプが一度点くと,正常なスパイラル(ステアリング)に取り替えたあとに,テスターでエラーをキャンセルしないとランプは消えない。ランプが点いた状態で正常なステアリングに交換しただけではランプは消えない(=エアバッグは作動しない)のだ。この点に注意が必要だ。



2010.01.13

4度目の車検 その1


丸9年が経ち,4度目の車検がやってきた。これで10年目に突入。走行距離は既に13万kmに達しようとしている。これまでにあちこち部品交換を行いメンテをしてきたお陰で,特に不具合はない。強いて言えば,クラッチ板とピストン(リング・シリンダー)の減りは若干気になるが,パワーダウンを実感する程ではない。

さて,前回の車検は,すぐ前にディーラーでメンテのみ行っていたので,地元の一般車検工場で「法定点検以外は何もしないでいいので」ということで更新。シャーシ下回りもブラック塗料を吹き付けられていた。初めてだった。今回は,メンテも兼ねてまたいつものディーラーに頼んだ。

ちょっと前から加給の調子がちょっと悪かった。2千回転ちょっとからアクセルべた踏みで加速した際に,加給域に入って廻りきるまでに2〜3度若干息をつく感じ(波打つ感じ)になり,スムースに吹き上がらなかった。ターボ本体の不調という感じではない。インジェクターの詰まり?ターボやエキゾースト周りのシール切れ?





4度目の車検 その2(交換した部品)



今回はフロントのブレーキホースとリアのブレーキホース(正確には「リア・アクスルに接続されたブレーキ・ホース」と言うらしい)を交換した。前者は確か4年前の車検のときに交換していたと思うが,後者は初めてのように思う。交換された古い現物は写真にある通りだが,どこに位置しているのかは知らないので,1本だけ交換の必要があったのか,元々1本しかないのかは不明。写真の袋の中央部にある長いパイプがそれ。

ちなみに前者は左右セットで4200円,後者は1本だけだが7600円とちと高い。共に工賃は別。ブレーキ・フルードは2700円。ブレーキ・フルードはどのみち2〜3年毎に交換しているし,今回の車検ではホース交換がなくてもその予定だったので節約になった?ってことで。勿論,ミッション・オイル(ATF)は概ね車検毎に交換しているので今回も交換した。



さて,「その(1)」の最初に書いた「ターボ域での加速の不安定さ」に関してだ。暫く前からエキゾースト周りのオイル汚れが酷く,俺はターボ・エキゾースト周りのオイルシールを疑ったが,流石はプロメカニック,ブローバイガスのゴムパイプに穴を発見,ブローバイガスがそこから漏れてオイルが飛び散ったようだ。上の写真にあるように,交換した部分はわずか5cmほどの長さの単純な形のものだ。例の加吸の問題もそこかも知れないということで,とりあえずそのパイプを交換。尤も,加給の問題とは関係なくても交換だけど。



このホースは4000円。アッシということで別の部品も付いているので高い。全部を交換するにはエンジンの半降ろしが必要なようで,今回は亀裂の入ったパイプ(写真の右端に付いていた)のみ交換した。残りの部品は,次回,エンジン半降ろしの整備を行うときについでに交換してもらおうと思い貰っておいた。

特にどこかに擦れて空いた穴ではないようだということだったが,振動で破れたのだろうか。それはいいとして,その結果どうなったか。なんとターボ域の不安定さが解消された。

今回は車検で約8万円,それ以外の修理で約3万5千円掛かった。ユーザー車検愛好者からするととんでもない車検代金だろう。陸事までの交通費や予備検査を入れても半額で済みそうだし。でも,これはこれでいい。世の中そういうものだ。廻すべきところに金を廻さないと,受けられるサービスも受けられなくなるかも知れないから。詳細は後日また軽費一覧のページにアップする。




2010.01.16

再びエンジンオイルについて悩む


ケンドルやモチュールという銘柄のオイルが良い・悪いで話題になることも多いようだが,どちらも使ったことはない。スマートにはずっとシンセティックのモービル1を使って来てる。

シンセティックということで5000kmで交換しているが,確かに4000km前後でオイルの劣化が始まるせいか,エンジンフィーリングの変化が体感出来る。特にメカノイズが交換直後から走行距離が増えるに連れ大きくなり,あるところ(先の4000km前後)ではっきりと変わる。恐らくは粘度が下がっていくせいだろう。

サイトにもアップしてあるように,昨年末にシュアラスターの添加剤(今回は洗浄が主効能)を入れたところだが,もうすぐ5000kmになるのでどうすべきか考えている。

冬になると初回のエンジン始動の際にスターターが重くなる。バッテリーの劣化と考えていたが,まだまだそういう時期ではない。では何だろうか。この2〜3年そう感じるようになった。よくよく考えると,それまでは夏場は15W50,冬場は10W30を入れていたが,スターターが重く感じるようになった頃から,冬場でも硬いオイルのままだったのだ。それが原因か。

恐らくは今月末になるであろう次回の交換時には10W30に戻そうかと思っている。粘度が低くなるとメカノイズや圧縮漏れが起き易くなることが懸念されるが,例の添加剤を入れれば効果があるのではなかろうか。

それともいっそモチュールの300Vにでもしてみようか。ケンドルは売り手側は鳴り物入りで絶賛しているが,ユーザーにはいまひとつ胡散臭いと思われている節もある。モチュールはラリードライバーなども絶賛しているようだが,ちと高い。

俺の場合,オイル選びの基本はロングライフだ。モチュールは劣化が遅いとされているようだが,モービル1とそれほど違いがあるのだろうか。仮に倍の寿命があれば,倍の値段でも問題ない。むしろ交換の手間が減っていい。

うぅ〜ん,悩む。13万km走ってからではもう手遅れか。とりあえずはモービル1の10W30+シュアラスターで何キロで変調が体感出来るか試してみることにするかな。


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オイルで悩んだ結果,結局またモービル1にした。今回は初めて5W30にしてみた。スマートには「5Wは避けたほうが良い」とか「0Wだと壊れる」という話があるが,オイルのことを色々と調べるとそういうことはないらしい。50から30にするとメカノイズが増えることは経験上わかっているが。

例のシュアラスターの「5万km以上走行車用」のフラーレン添加剤を入れようかどうしようか考え中である。「エンジンコーティング」という方は買ってあるのだが...。夏場の「15W50」なら「エンジンコーティング」で良さそうだが,粘度の低い「W30」の場合には「5万km以上走行車用」の方がいいのでは...などとどうでもよいことで悩んでみる。期待過多,やはりメーカーの思う壺(笑)。



2010.01.18

タイヤとホイールについて

購入した頃には純正として付いていたフランスのコンチネンタル社のエコタイプのえらく硬いコンバウンドのタイヤしか対応サイズが無かった。グリップ力のないことったら怖いほど。いまでは国産のよいタイヤが買えるのでそれについて少々。同じタイヤでも,嵌めるホイールによってはめた後のタイヤ幅が変化するというのは面白い。


写真左からノーマルサイズフロント用のヨコハマDNA−ECO,ブリジストンのPlayz,165/65のブリジストン,一番右が175/55のヨコハマ。


165(左)と175(右)とでは明らかに幅が異なるが,直径も一回り違うことが分かる。わずかな直径の違いではあるが,その扁平率(サイドの厚み)の違いはコーナーでのリジット感に結構影響があり,やはり175の方がグリップ感がいい。走行音は165のブリジストンの方が少し静かなようだ。これはサイズ差ではなくタイヤ自体の違いによるものと思われるが。

以前はヨコハマでもDNA−dbというのが出ていて,1〜2割値段が高かったがその分静粛性も勝っていたが,少し前に生産中止になったらしく残念だ。尤も,代わりに「Earth(アース)1」というシリーズがひとつ上のタイヤとして販売されている。

ヨコハマタイヤのアース1はタイヤ幅が179mmと狭目なので有難い。ブリジストンのPlayzは180mmと1mm広いのでダメ(笑)。ダンロップはサイズがなく,トーヨータイヤはなんと3種類も出ている。DRB−TRAMPIO−Vimodeというスポーツタイプ,低騒音タイプのTEO−plus,エコタイプのPROXES−Neというのがある。ただし,トランピオはリア用サイズのみ


また,スマート・フォーツーの場合,3穴という特殊なホイールを使っているが,最近は何種類かの社外アルミホイールが発売されている。


うちにある社外ホイールはドイツ「Rial」社のスマート専用(3穴)ホイール「Le Mans」。この会社はドイツのアルミホイール製造会社としては老舗で,ポルシェ用ホールのOEM供給を初め,各ドイツ車用のホイールを供給している。

表面仕上げなど作りはかなりいいが,どうも細身の6本足はスマートには似合わない気がする。黒や銀系で渋く決めたスマートならいいのかも知れないが,うちの黄色などにはオリジナルのスターラインが一番いいように思う。普段装着している軽フェンダーはノーマルホイールでもハミダシがないので,時々付け替えている。スゥオッチのトータルデザインの一部なので当然だろう。

純正ラジカセも機能的には今では時代遅れだが,あのデザインが好きなのでそのままにし,FMトランスミッター式のMP3プレーヤーを使っている。