エンジン部の制作2(クリックで1920dpi幅の画像に飛ぶ)

クランクケースとシリンダー部の改造に次いで,上部・側部の制作に入る。真鍮パイプに置き換えたカムシャフトに,切り取ってあったクランプをはめ込み,それに合わせてカムシャフトから生えるロッカーアームを作った。バルブ上の「第2ロッカーアーム?」も,付属のエッチングは少し薄かったので,プラバンで作り直した。
head1.jpg

このエンジンは,作り慣れたドイツのエンジンとはメカニズムが少し異なっており,ロッカーアームとバルブの機構がユニークで興味深い。白いパーツが自作した部分。
head2.jpg

ロッカーアームは左右で形状が少し違い,片側はオフセットが付いているようだ。数も多く,作り直しやらで半日掛かった。Bは,「第2ロッカーアーム?」これも倍くらい作って,良いものを選ぶ。
LA.jpg

付属のインテイクパイプは,左右パイプの接合部と下方の太くなった部分がデフォルメされ省略され,かつ細すぎる感じなので,作り直した。2本で数時間掛かった。その上のパイプは冷却水の配管で,ニコイチの各シリンダーをつないでいる。ジョイント部は当然だが,ジョイント部のバンドを再現するのは,よく見せる為に必須だ。細い場合には塗装でバンドを再現することもあるが,言うまでもなく,立体的な方が格段に良い。
IMG_1882.JPG


下の上側の写真の2本のにょっきりした角は,エンジンオイルの給油口で,丸棒を利用して作った。

下側の写真は,カムシャフトとクランクシャフトをつなぐタイミングシャフト(今の車のエンジンだと,タイミングベルトやカムチェーンに当たる)だが,これも作り直した。ベース部は丸棒から削り出し,ボルトは六角棒や丸棒で再現。同調機銃が取り付けられている機体の場合,この部分からタイミング信号が,機械的に出力される。
IMG_1882.JPG

1913年型イソッタ。カッコイイ。