Blériot XI
 ● Blériot XI 1911 ブレリオXI ●

Blériot XIに搭載のAnzaniエンジン


Blériot XI(RFC:帝国陸軍飛行部隊)



【実機について】
1909年7月25日,固定翼機として史上初めてドーバー海峡に横断に成功した機体だ。機体名のブレリオは,製作者でパイロットでもあったフランス人のルイ・ブレリオ(Louis Blériot)に由来する。 ブレリオに関しては,「飛行機の発展とその裏事情 序巻」のP16に詳しい。 それまで採用していたアントワネット製とREP製のエンジンの信頼性が低すぎたので,信頼性が高いアンザニーW型3気筒エンジンに換装したのがこのXI型だ。その後,グノーム社のオメガを初めとするロータリーエンジンも搭載されている。ブレリオに関する詳細は,「飛行機の発展とその裏事情 序巻」のP17からP36を参照。グノーム社とそのエンジンについては,「飛行機の発展とその裏事情 1巻」のP156からP171に,詳細にまとめてあるので参照頂きたい。


【主な諸元:ドーバー海峡横断時の機体】
乗員: 1
全長: 8m
翼幅: 7.8m
空虚重量:300kg
エンジン: Anzani 25馬力
最高速度: 58km/h


【キットと制作】
総論はマーチン・ハンダサイドのページを参照


このキットの特徴としては,胴体後部のトラス構造の組み立て方法が上手く出来ていて,慣れていない人でも上手く組めるように工夫されている。また,箱絵では尾輪が描かれているが,キットでは籐で組んだような特徴的な大きな橇(ソリ)となっていたり,胴体の被覆のシワがモールドされているなど,小技が効いていて良い。エンジンも,他のプラモデルではまず見ることがないであろうW型エンジンが搭載されていて気に入っている。元々この頃のエンジンは単純なのだが,部分的に細部に手を加えたが,エンジンだけをあまりディテールアップしてしまうと,全体のバランスが悪くなるので,程々にした。


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