五式戦ターボキャノピー開 ● Ki-100 5式戦 II ターボ キャノピー開 (gosikisen) ●  1/144 スケール  

実機について
5式戦にはI型とII型とがある。II型は,同じ川崎のキー102に使用されたエンジンを改良したターボエンジンを積んだ高高度戦闘用であったが,当時の日本の技術と物資では到底実用化は出来ず,I型と比べ劇的な性能の向上はなかった

川崎航空機岐阜工場で3機の試作機が作られたが,1号機・2号機は空襲で焼失,かろうじて残ったこの3号機のみが写真資料として残っている。

5式戦 II型ターボ の緒元
エンジン ハ112-II-ル 複列星型14気筒
全幅12.00m,全長8.92m,自重2.52t,最高速度590km/h,上昇限度高度11.500m,20mm砲2門,12.7mm機銃2門


モデルについて
1/144スケールの5式戦は当時まだ食玩でも発売されていなかったので,バンダイの食玩をベースにした。その後5式戦の食玩が販売され,現在でもなんとか入手可能かも知れない。


制作について
先に作ったI型同様に食玩の飛燕の頭にパテを盛り,空冷カウリングを,またカウリング後方下部にターボ部を再現した。

キャノピーはバキュームプレスで制作,キャノピーは開状態に設定。コクピット内部もそれなりに鑑賞に堪える程度に作った胴体のパネルラインは5式戦の特徴でもあるので出来る範囲で掘りなおし,リベットを打ってある。

タイヤは元のものを流用しているが,主脚はいつもどおりパイプ類で作り,オレオ部やブレーキパイプも再現してある。尾輪はそのまま手を加えていない。翼端灯はそのままだが,左翼の着陸灯は反射鏡と電球を再現しクリアカバーを付けた。(制作2007年秋)

 ギャラリー1
 ギャラリー2

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