イーゴリ・シコルスキー
Igor Sikorsky「イーゴリ・シコルスキー」(1889-1972)
1889年に帝政ロシア(現ウクライナ)に生まれ,1919年にアメリカ合衆国に移住する。
彼がロシア在住中の1913年に世界初の4発機を民間航空路用として開発したが,その機体はS21と名付けられ,愛称の「Russky Vityaz」または「Le Grand」と呼ばれるようになった。またそのすぐ後に,S21をベースにS22が開発され,それは4発重爆の「Ilya Muromets」として知られ,S24,S25,S27などが同名のシリーズとして製造されることとなる。
S21の緒元(上写真)
乗員: 3名
全長: 20m
翼長
上翼: 27m
下翼: 20m
全高: 4m
翼面積:120m2
空虚重量: 3,400kg
全備重量: 4,000kg
最大離陸重量: 4,940kg
発動機: 100馬力 Argus Motoren inline engines ×4
最高速度: 90km/h
航行距離: 170km
最高高度: 600m
その他のシコルスキー機 なお,シコルスキーとして最も有名で成功した回転翼機に関してはここでは触れない。
Sikorsky S-34(1926)
Sikorsky S-36(1927)
Sikorsky S-38(1928) =オサズ・アーク
Sikorsky S-39(1929) =スピリット・オブ・アフリカ
Sikorsky S-40(1930)
Sikorsky S-41(1930)
Sikorsky S-42 Clipper (1934)
Sikorsky S-43 / JRS(1936)
Sikorsky XPBS / VS-44 Excalibur(1937)