トラブルと対策 7

2014.02.18


おぉっ! なんと復活!!(64,400km)




修理に2ヶ月掛かった訳ではない。持ち込みパーツの手配に時間が掛かった。修理自体は1週間程度。ストラットダンパー,ロアアーム,サブフレーム(メンバ),ステアリングギアボックス,ナックル,ボールジョイント類,などが変形していそうなので,その辺りを中古パーツでそっくり交換した。ダンパーとジョイントはマイレの新品を購入。ハブはシャフトの変形も気になったが,様子を見てから交換スべきか判断することにした。どちらにせよ,もうちょっと走ったらベアリングにガタが来る頃なので交換したいが,今回の出費が大きいので取り敢えず我慢。


なんとか復活。ハンドリングに妙な癖が出ることもなく,その後200km程走ってみたが,いまのところ大変スムースに走っている。直前にタイヤを交換していたのだが,傷もなく無事だったので再利用した。現時点ではスペア用ホイールに取り付けてあるので装着はしていないが,エア漏れはなく,見た目も問題ない。


パネルは未塗装のままで帰宅。これは以前から有彩色に塗り替えたいと思っていたからだ。今回,パネルを自分で塗装することにした。プロではないが,エアガンでの塗装は慣れているのでなんとか綺麗に仕上がるに違いない。パネルは高額だと言うが,欧州からの送料を考えれば妥当かも知れない。



半艶のシャーシブラックのパーツが嬉しい。


2014.03.01


修理完了後の最初の遠乗り(64,500km)




東京に出掛けることになった。目的の一つがこのカブリオの改造。といっても事故とは関係がない。この車体は2001年型のヤナセ経由車なので,リモコンキーが赤外線式なのである。中期型になると国内専用周波数の電波キーになっているようだが,この赤外線システムは非常に不便,当然ながら,受光器との間に物があると使えない。更に,窓ギリギリに行かないと働かない。強い逆光だと作動しないこともある。

このスマートしか乗ってないのなら,こんなもんかしゃーないなぁ,で済むかも知れないが,クーペの方が並行物で電波キーなので,不便さが際立つ。遅いPCしか使ってないと,遅さにも大した不満はないが,速いPCを知ってしまうともう使えなくなるのと似ている。前々からこの不満をなんとかしたいと思ってはいたが,少し前にスペアキーが完全に壊れたので,万一を考えスペアを作ろうと思うようになった。

が,ディーラーで尋ねると,キー1個とセッティング料金で2個ボタンだとなんと3万円ちょっと,3個だと1万8千円程度らしい。ご存知のように以前の2個ボタンと1個ボタンは既に製造中止になり,かつての1個ボタンは2個ボタンに,2個ボタンは3個ボタンのキーで代用されるようになっている。ケースが同じでも基板は色々あるらしい。大体はどのケースもどの基板にも合うようだ。勿論,基板はモデルによって異なるので確認が必要だ。

そこでどうせならスペアキーを作るなら電波キーにしたいと思い,以前より見つけてあったショップに依頼することにした。車体側の純正トランシーバとキー1本に取り付け・設定費用込みで3万円だそうだ。多分安いと言っていいと思う。知る人ぞ知るロム・チューン・ショップの【プアマンス】だ。「プアマンズハーツストアー 東京都千代田区神田神保町1-34 03-5283-8445 poormans@din.or.jp」だ。うちのサイトにアクセスする人は殆どないので自分用に全てを晒しておく。山根さんという30代後半くらいの方が店長で,気さくに色々とスマートの話を伺えて,作業の待ち時間を愉しく過ごせた。途中電話もメールも多く,結構繁盛しているようで安心した。ってかなんで俺が安心すんねん!?

中期型以降には,元々赤外線式と電波式のそれぞれの受信機に対応したコネクターが車体に装備されているそうで,その場合,簡単に改造が出来る。うちの場合は初期型だったのでコネクターはなく,現行配線に分岐を付けて受信機を取り付けることになり,少々時間と手間が掛かった。それでも1時間15分程度でマッチングまで完了,大変便利になった。残念ながら,3個ボタンではあるが。

機能的には全く問題ないのだが,家に帰ってから2個ボタンのケースに入れ替えた。ボタン部が割れたので交換したものだ。3個ボタンだとポケットの中でボタンを迷う。クーペの1個ボタンが一番良いのだが,せめてオリジナルの2個にしたい。という訳で今は2個ボタンで快調に作動している。ただ,元々のLEDの穴があるがw 後期型だと3個目のボタンで幌が開けられるらしい。でも,通常は車内から開けるのであまり意味がない。


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翌日,春日部のショップでドア・パネルの加工をしてもらった。この部分は10年も経つとどうしても紫外線の影響でプラスティックが脆くなり,脱着時に割れる可能性が非常に高いのは周知のことだろう。それを割らずに外し,かつそれ以降も割らずに外せる加工をします,というのをヤフオクで見つけた。割れる理由を考えると大体の処置法は想像出来たが,その通りで,それでも大丈夫なのだと聞いて処置をしてもらった。1枚1万円とちょっと高いとも思ったが,まぁ,いいだろう。具体的な処置方法は企業秘密になるのでここには書かないでおく。

この日は小雨が降る寒い日で,外での作業はちょっと大変だったが,行くところもないのでずっと見ていた。こちらのショップの方も気さくな方で,ドアパネルの外し方のコツや,他のパーツの分解の仕方を色々と教えてもらった。それを含めると2枚2万円でも納得が行く。否,納得しようw こちらも私のサイトを訪れる人は殆どないので,自分の覚書として晒しておく。【A WAGEN 344-0041 埼玉県春日部市増富108−1 栗原 090-8944-7210】

クーペの方でもパネルを外す必要が生じたら,この方法で外してやろうと思う。これでカブリオの全パネル塗装がいよいよになった。それなりに出費を伴ったが,満足だ。出来ればプアマンズで70馬力へのプログラムを変更は魅力だが,5万円超はちょっとなぁ〜。このパワーまでならクラッチなどへの負担は考えなくても良いらしい。

こうしてふたつの改造が終了,500kmを走って帰ったが,ドアが開かなくなることも,エンジンが掛からなくなることも,ドア・パネルに不具合が起きることもなく無事帰宅したということだな。


2014.04.29


ようやく全塗装に入る!!(65,500km)




花粉の時期も終わり,梅雨までの一番良い時期になると動かなくなるカブリオ。既に梅雨の雰囲気が漂ってくる喉ゴロゴロ。ようやく重い腰を揚げ,全塗装の準備に掛かった。パネル外しからフェンダのFRP寸詰め加工,塗装まで本来は写真を撮るところだが,作業で一杯一杯だったのと,カメラが汚れてしまう作業なので,作業中の写真は一切撮っていない。下のパネル撤去後の状態の写真のみを撮った。



まずはリアフェンダーの加工を済まさないといけない。クーペの方は常よりギリギリ軽サイズフェンダーを付けているが,カブリオ用のリアフェンダーは社外アフターパーツがなく,これまでは車検の際に不細工に加工したクーペ用を流用していた。が,あまりにもあんまりだし,出来れば普段からギリギリ軽サイズにしたいと思っていた。4年程前に純正のカブリオ用リアフェンダーの中古をヤフオクで落としたのを改造する予定でもう4年も経ってしまったw そう言えば,日本仕様のカブリオがあるなら,それ用の純正リアフェンダーもあるってことだよな?無塗装の新品が片方2万円強で買えるのだからそれでもよかったが,クーペ同様にかなりボリューム感のないデザインになってると思われる。

今回は折角手持ちにあるフェンダーを加工することにするが,かなりの手間は免れない。このリアフェンダーは,形状こそクーペ用とそっくりだが,取り付け穴の位置やテールランプ部の形状が全く異なるので互換性がない。ちなみに,ドアパネルもウイングパネル(フロントフェンダー)も,クーペのものとは形状が異なる。カブリオは,フロントフェンダーのライトの下辺りからテールランプ中央部に掛けてサイドにライン(段)が入っている。クーペにはこれがなく,ドアパネルの中央付近に強度稼ぎのような溝があるだけだ。これはカブリオにもある。また,ブラバス用のウイングパネルはドアヒンジ部の固定穴の位置が異なるようで,互換性がない。

ハミタイの規定というのがあったので,参考までに掲載しておく。



【1日目】

ということでリアフェンダーの加工を始める。とりあえず今ついているものを外す。数本のボルトで下側全体が簡単に外せる。その後,左右フェンダー部と中央部に3分割する。今回は全パネルの塗装も行うので,中央部の下の黒いスカート部も外した。ここを外すのは初めてだが,なんこコツも要らず,1時間もしない内に完了。その後,塗装や水研ぎの場所作りと機材のセッティングをして,取り敢えず本日はここまで。




【2日目】

外した後に加工用のフェンダー部のみを左右に嵌める。タイヤのツラとの具合を確認しながら,一番出っ張っている部分で外側から20mm位のところを中心に,前方と後方に向かってマスキングを貼っていきカットラインを作る。その後,位置を修正したらフェルトペンでマスキングの縁に沿ってカットラインを書き込む。左右でなるべく同じ形状になるようにマーキングしたら車体から取り外し,サンダーにFRPカット用のディスクを取り付けて,大胆かつ慎重にカットする。

これでタイヤより少し凹んだ位置にカット面が来る。カットしただけだとタイヤとの間隔が開き過ぎ(オリジナルの2倍強になるタイヤハウスが丸見え)間抜けになる。そこでFRPでサイド(垂直)面を作る。本来なら綺麗に型を作ってゲルコートを外側に流しておくと綺麗で手間もないのだが,そこは1点物の手作りなので,得意の「テキトー」工法で行う。片側はゲルコートを使ってみたが,やはりきちんとした型がないのであまり意味がなく,反対側はゲルコートの使用を辞めた。カット面をスタイロフォームに密着させてガムテープで固定することで平面を作れる。フェンダー形状に合わせてスタイロフォームの表面に紙タイプのガムテープを貼って離型剤処理の手間を省く。単純な形状なら非常にスパッと抜けるので便利。そこにグラスマットを2〜3層ペタペタと貼って行く。シンナーの臭いには強いので普段はマスクなどしないが,FRPの硬化剤は塩素のような非常に強い刺激臭があり,これには弱いのでマスクを使用。何年も前にFRP加工をした時に使ったマスクを納屋から引っ張りだしたが,カビやらなんやらで偉いことになっていたので新調した。古いマスクはゴム臭が非常に強く,シンナー以上に気分が悪くなったのをはっきりと覚えている。今回は別のものを購入した。 【TRUSCO 塗装マスク塗装作業用 】 吸収缶が1個ついて大体2000円前後で,スペア缶は4〜500円だ。これはゴム臭さもなく重さも軽く,装着もし易く,かつ顔へのフィットもよくて,全く外の臭いが入り込まず快適に作業出来る。有機溶剤の濃度にもよるが,室外で作業する場合,4〜5時間は十分機能が持続する。また,FRP作業後もまだ呼吸が重くなっていなかったので,サンダーによるFRPとポリパテのサンディング時にも使った。周りは真っ白になるほどだったのでこちらもこのマスクなしでは作業は出来なかっただろう。

以前ラジコン用にFRP加工物を作った時にはなかなか固まらず往生した。あまりに硬化剤の割合がテキトー過ぎたか硬化剤が古くて劣化していたのかも知れない。今回はきちんと2%(気温と希望硬化速度によって1〜3%程度で調整。あまり多いと強度に問題が出るらしい。少ないと2・3日経ってもベタベタと固まらない。)をきちんと軽量して使ったので,バッチリ2〜30分で硬化。えかったぁ。

ガラスクロスは綺麗な面が仕上がるのだが,オスメス型に挟んで作る場合は良いが,オス型にペタペタと貼っていくやり方だとまず無理。特に曲面を含む型だとカーブに全く馴染まない。特に3D曲面ではどうしようもない。ということで,最も楽なガラスマットオンリーとなる。ある程度の大きさにカット,フェンダーのカーブに合わせて2〜3層分をあらかじめ切っておく。平面はそのままで良いが,カーブ面は馴染みがよくなるように少し揉みほぐしておくと良い。今回は外側はスタイロフォームで平面が確保されているのでマットでも綺麗に平面が出る。内側は凸凹だけどね。見えないからOK。ただし,ドゲトゲがないようにしておく必要はある。そうしないと硬化してから刺さるは切れるは。

前述の通り今回は綺麗に硬化したので,片側の作業後すぐに反対側を同じように加工出来た。1時間程して完全に硬化したら,余分を大まかにサンダーでカットし,後は現物合わせ。フェンダーを車体にはめ込み,タイヤの弧に合わせつつ,見てくれの良いタイヤとの間隔をFRP面にフェルトペンでラインを入れ,またサンダーでカットする。何度か修正してホイール正面から見た様子が良くなったら,今度は平面の垂直面にポリパテを盛って丸みを出す。FRPは平面上で加工しているので絶壁になっている。フェンダー上部のカーブを活かすべく,蒲鉾状になるようパテで加工する訳だ。平面ではなくきちんとかまぼこ型を作れば,その作業は要らないし,更に最初にゲルコートを流しておけば,平滑な表面が得られ,パテ処理は最小で済むが,ワンオフで型作りは無駄だし,なかなか型を作るのが難しい。パテをテキトーに盛って,テキトーに削るほうが遥かに簡単。多少の時間と労力は必要だけど。

サンダーでラフに形状を整えたら,再びポリパテで修正し,耐水ペーパーで水研ぎを行う。150〜180番位でから初めて次に600〜800番で整えれば十分だ。ポリパテは硬化剤を加えるタイプだが,これもあまり硬化剤をケチるとなかなか固まらない。逆に多くてもベタベタとして固まらない。更には十二分に混ぜないと中の方は主剤のままでそこだけ固まらず,サンディングしているとゴボッと掘れてしまう。硬化までの時間が10〜15分位と短いのでノラリクラリと混ぜていると作業時間がなくなるので,手早くかつしっかりと混ぜる必要がある。



表面に気泡などが現れた場合には,ラッカーパテで埋めてさらに600〜800番でサンディングする。今回はプラサフも2液性ウレタンを使うのであまりやりたくはなかったのだが,表面の状態を確かめるのに,補修用品として売っている車用缶スプレーのプラサフをパテ部に吹いてみた。なかなか滑らかに仕上がっているので,余分なプラサフを落とすべく,もう一度サンディングをしておいた。これで軽用加工フェンダーの塗装の下準備が完了。なんと2日で終わったとは俺らしくないww




【3日目】

初めの2日は晴れという予報だったのでそれに合わせて行った。今日3日目も予報通りに雨。そのつもりで今日はパネル外しをすればいいと予定を組んだ。リアフェンダーは何度も脱着したことがある。リアゲートも前回ロックがおかしくなったときに外したので経験済み。割っちまったけどねw 割った部分はその時にエポキシとグラスクロスで補修しておいたが,思いの外丈夫かつ綺麗に治った。実は塗装に際して交換しようと思い,わざわざ新品をディーラーから購入してあった。購入後すぐならキャンセル出来たが,1ヶ月以上経ってから補修したのでもいいかなぁと思ったってダメダメ。キャンセル料と返送料(ディーラーから本社へ)が発生し,7〜8千円にもなるというのでそのまま購入した。そうそう割れることもない部分だが,予備に置いておいてもいいし,新品だからヤフオクでも返品手数料払うよりは高く売れるに違いない。と思っていたが,ところがギッチョン,予想外に紫外線による劣化が進んでいるようで,のちにちょっと力を入れたら他の部分も簡単にヒビが入ってしまった。

今回は塗装が目的なので,ナンバー灯やゲートロックも外す必要がある。裏から構造を見ると外し方は簡単に判るので難なく外せたが,このカブリオにはしっかりとした純正の樹脂製のナンバー台が付いている。それも4本のがっちりしたハトメでかしめられているのだ。外さずにマスキングにしようかとも思ったが,はやり外そう。ドリルでピンを堀抜くか,ワイヤーカッターでカシメを切り落せば取れるだろう。結局一番雑なサンダーでの切り落としで対処。再取り付けはタッピングで行った。

次に,フロント周りのパネルを外す。ドアパネルを先に外そうとすると,カブリオは先述のライン部の盛りが干渉するので,どうせ全部外すのだから,フロントを先にする。この部分も前回片側が割れた状態ではあったが,一度外したことがある。左右ドアヒンジ部とフォグランプ脇の2本のボルトだけ。実はこのボルトにアクセスするためには中央の細長い口のようなガードを外す必要があるが,これには上下各4(5?)箇所の爪があって,同時に凹ませないと外れない。これで苦労するらしい。今回は塗装で外すことを前提にしていたので,上の写真の通り,このパーツやフォグランプは嵌めずに納車してもらっている。この面倒さに対する方法は,先に一部の爪を取ってしまうこと。下は全て残し,上は2箇所位にしても落ちて来ることはなさそうだ。結局は,そう度々外すこともない部分なのでそのまま嵌めた。

↓【 ホール・ジョイントやショックなど可動部は新品に交換,ロアアームやコアなどは中古で賄った。タイロッド(ステアギアボックス)は新品にしておきたかったが,予算の都合で中古 】↓

取り敢えず今はフロントを外そう。大きので片側を相棒に持ってもらって,わずかに左右に広げてドア部から外した後,前にずらしながら,上の方から前方に向かってシャツを脱ぐようにし,最終的に下の2箇所の柔軟性のある爪を外すと完全に外れる。このままで塗っても良かったのだが,3枚の内2枚が新品のパネルなので割れの可能性も低いので更に分割することにした。縁を留めている黒いプラのピンは下から抜き戻すのではなく,刺さっている方向に更に押して抜く方が良いらしい。硬い時には潤滑剤をスプレーすると楽。爪止の黄色い金具はリアと同じ。下を広げて抜くのではなく,ずらすと外れやすい。止めピン類は抜けるが,刺さっている爪が硬い。特に新しいパネル同士は抜けづらい。きちんと嵌め戻せるか少々心配であるが,なんとか割らずに3分割出来た。



次にいよいよ初体験のドアパネル。上にあるように割れない加工をしてもらっている。その時にドアノブやパネルの詳しい外し方を教わったが,2ヶ月も前のことなので殆ど抜けている。作業の様子を実演して見せてもらったので,なんとなくイメージは残っているが。その様子を思い出しながら,ミラーを外す。これはクーペのミラーコントロールがおかしくなって去年外したので問題ない。ドアノブは初めて。これは口ではコツが説明出来ないが,パーツに形状と嵌り方の構造は見ていたのでなんとなく...外せた。が,肝心のパネルが外れない。割らないかちょっとだけヒヤヒヤしながらウニウニしているが外れる気配がない。何かの拍子に前方を傾ける方向に力が入った途端,スコッと落ちてきた。えかったえかった。割れずに外れてえかった。反対側はノブをウニウニしているうちにパネルがスポッと落ちてきた。こっちも割れずにえかったえかった。こっちはノブが外れていないがパネルは抜けた。別に構わないが,折角なので,リンケージワイヤーのグリスアップ(潤滑剤噴射)をしようと思ったが,問題なさそうだったので,太鼓部にのみ芋グリスを付けておいた。また,窓ガラスを動かすワイヤー部にはタップリと芋グリスを塗布しておいた。



という訳で,1枚の破損もなく全てのパネルを外せた。が,これがゴールでは勿論ない。ようやくスタート地点なのである。明日も雨らしいので,明日中に全部のパネルを磨き終えて,あさっては天気が良いようなので,風がなければいよいよ,ようやく?塗装だ。塗装場所の準備も大変だ。塗装はブルーシートなどで必要な部分をカバーし,2台のスマを追い出した車庫で行う。風がなく,猫が歩かなければなんとかなるだろうw



【4日目】

外したパネルの表面を水研ぎする。下地が金属なら完全に塗装を落とすか,プラサフを残して剥ぎ落とすところだけど,デリケートなプラなので最上面のクリアだけを剥ぎ落とす感じでペーバー掛けをする。手持ち関係で180番と240番で荒研ぎをし,その後380番と400番で中研ぎをして完了。合計9枚のパネルに予備のリアフェンダー2枚を研ぐのは結構な重労働だった。これに丸1日を費やした。



【5日目】

ようやく塗装だ。カンペの2液性塗料を使う。まずプラサフを吹くが,ガンが上塗り(仕上げ)用のものなので粒子の粗いサフは少々苦手なようだ。アネスト岩田の新製品の【W50-136BGC+PC-150SB-2LF(カップ)】である。15000 円弱と安価であるが,非常に使い易く,普段は模型用のハンドピースしか使わないのでよくわからないが,性能も良いようだ。本来は小面積補修用であるが,自宅のコンプレッサーの能力の関係で大型の全塗装用ガンは使えない。また,プロが使うとスマートのパネル程度なら十分に威力を発揮するようだ。確かに使い心地が非常に良かった。綺麗に塗れるかどうかは腕の問題だが。非常に良いガンだと思う。アネスト岩田はハンドピースも多種販売しているので,今後はブロンコやタミヤではなくこのブランドを使ってみようと思う。模型メーカー製のものもどこかのOEMだろうとは思うが。

水洗いしたパネルを一晩乾燥させ,更に残った水分をペーパータオル系(最近カインズホームで発見した青いもの)の素材のもので拭き取る。これは繊維が残らないので塗装にはぴったりだ。その後,シリコンオフで入念に拭き,いよいよプラサフを吹く。粒子が大きい分,通常よりも開放して吹くべきだったのだろうが,なんとか全パネルを吹き終えた。念のため1時間程置いてから800番で軽くサンディングに入るが,その間にガンをアセトンで徹底的に清掃しておく。2液性なので1度硬化してしまうとどうしようもなくなる。

ざっとサンディングをして表面を整えたら,すぐに本塗装に入る。ガンを含め塗料やシンナー・シリコンオフ等は,ヤフオクの【pawapro0609】さんから購入した。塗料は自動車塗装にはスタンダードなカンペのレタンGP80だ。恐らくはこの店舗のオリジナル調色か,旧シリーズのラインナップと思われる色なので,今後の追加購入の為にここに記しておくことにする。【イエローグリーン】と【イエロー】更に楽天の処分品で安かった【サニーグリーン】を【2:1:0.9】の割合で調合した。これは予めこの3色を10通り程の割合で調合し,気に入った割合を採用したものだ。とは言え,広面積に実際に塗ってみないとピントこないのだけど,結果的にはとりあえず満足のいく色になった。その割合で3色を混ぜる。約4Lになるので,8L用のポリタンを購入,そこにぶち込んでごしょごしょとシェイクすること5分。綺麗に混ざったようなので,4〜500gずつ別容器に移して使用準備に入る。

プラサフもそうだが,硬化剤をぴったり10%(重量計産)加える必要がある。ホームセンターで5枚300円位で売っている1Lと200ccの薄い使い捨てポリ容器で進める。調合したポリタンクから400gを移し,40gの硬化剤を投入,混ぜ棒で十分に撹拌する。パテ同様に十分に混ぜ合わさないと,後でえらいことになる。その後,約4〜50%のシンナーを加え,更に撹拌する。作業可能時間は8時間あるので特に慌てる必要もないので兎に角,十二分に撹拌する。気が済んだら,ストレーナーで200g程を濾して,ガンのカップに入れる。やっと塗装だ。

最初はエア量(指定は0.1〜0.2メガパスカル)と塗料の流量の関係がピンと来ないので暗中模索状態で試し塗りしてみる。プアサフ時とは異なり,非常に軽い感じで塗布され,気持ちが良い。ただ,スプレーワークは塗料粘度とシンナーの乾燥時間が重要だ。当初は2月終わりに作業する予定だったので,速乾用シンナーを購入してあったが,ズルズルと遅れ,結局は夏日もあるような時期になってしまったので,標準乾燥用を追加購入した。次に重要なのはガンの移動速度と対象との距離を一定に保つことだが,わかっていてもなかなか上手く出来ない。そこがプロとド素人との違いだ。案の定,遠過ぎでちょっとブツブツなところや,ガンを留め過ぎで垂れたりと,初心者丸出しの恥ずかしい状況が発生するも,なんとか1層目を塗り終えた。塗料自体は超速乾性なので,気温が20度位だと10分もすると触っても大丈夫になるので,塗ったのを乾燥場所に移動して次のを塗り終える頃にはもう乾いている。よって,懸念した程埃が乗ることもなかった。

1時間も置かずにサンディング出来る状態になるので,とちったところを600〜800番で修正し,2回めを塗る。1度目よりは上手くなった。が,ちょっと油断するとまた垂れたり,ブツが出る。言い訳になるが,塗っている場所は光線の加減がよくなく,塗った面の状態が見づらい場所だった。木漏れ日が入って来るところで影と明るい面がシマシマになったり,薄暗かったりで,塗装面を確認しながら塗ることが難しかった。また,上から葉っぱやら何やらが時々降ってくる。虫は黄色や緑が好きなようで,寄って来ては時折塗装面に着地してしまう。こんな条件の中で塗ったが,先に書いた通り埃の塗り込めは意外にも少なかったのが幸いだ。

更に垂れやブツを800番で整えて,3度目の塗りに入る。今回は更に20%程シンナーを加え,ガン速度をやや早めて塗る。結構平滑で艶のある面が得られたが,面積が広いドアパネルは若干ムラが出ている。カンペの塗料の特性と使い方の仕様書を見ると,ブツが出た部分は1500〜2000番で手直しし,その後全体をコンパウンドのバフ掛けで仕上げるようにと指定されている。カンペではバフ仕上げを推奨しているが,低速でトルクのあるバフは持ち合わせていないので,手作業で磨くことにする。大変な労力と時間が掛かるので,取り敢えず1日に1枚のパネル分を仕上げようと思っている。試しに予備のフェンダーを磨いてみたが,1時間程掛かったものの,かなりピカピカに仕上がった。1500番で荒れのある部分をヤスって,その後,細目→仕上げ目→鏡面仕上げのコンパウンドで磨く。プロレベルかどうかは不明だが,かなりいい仕上がりになった。後は車体に取り付けた後磨くだけだ。



【6日目】

磨きは後からにして,取り敢えずはパネルの組付けをする。リアの3枚の接合は,いつものように特に問題なく終了。フロントの3枚は組み合わさり方が複雑で苦労した。なんとか嵌ったが,爪の1本が折れていた。サンディング中に折れてしまっていたようだ。なくても良い爪もあるが,折れたのは角で,無いと接合部が少し浮くので,後から両面スポンジテープで固定した。これらのリアとフロント組立は難航が予想されたので,室内で床にマットレスを敷いてその上で行ったお陰で傷付けることもなく終了。

3枚接合されたパネルは一人では持てないので助っ人を頼んで家の外に運び出し,駐車場のカブリオに被せて行く。リアゲートを最初に,その次にリアフェンダー部,そしてフロント,最後に左右のドアの順で組んだ。フロントを嵌める前に実は右ライトを加工し,位置を少しずらす。これは破損部に若干歪みが残っていたせいか,組付けの加減がは不明ながら,パネルとライトの位置がわずかにズレていたことへの対応だ。5mm程すらした。フロントのパネルを嵌める際に,フェンダーアンダーカバーが当たるので,少し動かしてやるときちんとドア部に嵌る。下の黒いスカート部を嵌めこんで完了。

最後に左右のドアパネルの取り付け,外した際に嵌り方の構造を身を持って理解出来たので,簡単に嵌められた。例の割れない加工に対応する取り付け処置をした後,ドアノブとミラーと上面のゴムシールを嵌めて完了。実は,ミラー前方の三角パネルの固定ネジとパネルに嵌める「受け」がメルセデスから帰って来た時から見当たらない。パネルを外すので付けなくて良いと頼んであったので,取り付けていないパーツはままとめて渡してくれたが,どうやらネジが入っていなかったようだ。そこでパネルに直接タッピングを挿すことにした。相手がFRPだと,この方法ではほぼ間違いなく震動で穴が削れて大きくなってビスが効かなくなるのだが,パネルは粘りのある樹脂なのでやってみた。また,ドアを閉めるとミラーカバーで押されているので緩んでも走行中のビスが落ちて,三角カバーが飛び去ることもないので様子を見ることにした。

これで全パネルの取り付けが完了。猫の寝床と化していた幌も掃除した。フロントガラスなどは黄砂だか花粉だかでもの凄いことになっていた。屋根の下なのに2ヶ月も放ってあるとこうなるのか。それにしても凄い積り様。汚れを落とした翌日,試走に出掛けたが,そこで問題が発生!


2014.05.11


折角パネルも入ったのにぃ〜(65,500km)




久しぶりに気持ちよく屋根を取っ払って走っていた。既に真夏と化した陽射しがきつく肌に突き刺さる。しかし,そんな気分がまた暗くなった。突然クラクションが鳴らなくなったのだ。2010年の11月に1度ホーンが不調になり,原因がリレー差込部の問題と判明,完全対処したが,そこなのだろうか?前回はリレーの出力部(実際にホーンを駆動する回路側)に問題があった。今回も室内側から原因を追っていく。ハンドルのスイッチを押すとリレー自体の動く音は聞こえている。また同系統の室内灯は転倒しているので,ヒューズでもない。なので,取り合えすリレー本体の故障を考え,予備の手持ちに差し替えがてら,前回修理したコネクタを確認するも問題ない。またリレーを交換しても治らず,これまでのリレーを別バッテリーで作動させて2次側をテスタで測るが問題なく導通している。

残るはいよいよ超面倒なホーン本体部。ご存知のように,スマートは整備性が本当に悪い。エンジン部はコンパクトに仕上がっているので仕方ないとしても,ホーンまであのような奥まったところに付ける必要もないだろうに。しかし,スマート整備の基本は,ディーラーで行うことを前提にしている,と思う。よって,リフトがあれば,作業自体は単純なので造作ない。それがない私には鬼門だ。アンダーカバーの前半分を半外しにする為に左右各3本の8mmボルトを抜く。トークスボルト好きのスマなのに何故か普通のボルト。先に片側ずつジャッキアップし,ウマを掛ける。左右にウマをかけ終わり,先のボルトを抜いていくが,なぜか1本だけが抜けない。どうやら空回りしているようだ。この部分は受け側がプラの棒状になっており,その固定爪が劣化で折れたしまったようだ。狭い場所なのでラジペンやマイナスドライバーなどでも抑えられず,15分程格闘してみたがラチが開かないので,サンダーでボルトの頭を落とすことにした。その為にはホイールが邪魔になる。外さないと仕方ないのだが,ウマに乗っかっているので外せず,また片側のみ下ろすはめになった。ブブー言いながらホイールを抜いて,またジャッキアップしてウマに乗せる。既にかなりウンザリして来ている。

サンダーでネジを撤去。これでようやくアンダーカバーの前方が落とせる。全部取れないのが気分悪いが,作業には影響はない。全部取るにはエンジンの下まで伸びる後部カバーも外さないといけないので,それこそリフトか塹壕がないとやってられない。ウマの固定具合の確認をし,リアタイヤに車止めを置き,ギアバックを確認してようやく下に潜り込んだ。中央部のダッシュボードの前辺りにある。取り付けネジを外し,本体からコネクタを抜いて本体を取り出す。ケーブルのチェックの為にコネクタにテスタ棒を突っ込んでハンドルのホーンスイッチを押してみるとちゃんと12ボルトちょっとが通電している。ということは,コネクタの接触不良か本体の故障だ。そこで,本体を別のバッテリーにつないでみるとなんやら断続的に鳴る。取り敢えずは端子をサンドペーパーで磨いてやり直してみたところ,元気よく鳴る。どうやら原因はコネクタの接触不良のようだ。芋グリスを端子に塗って,本体を車体に取り付け,コネクタを挿す。ハンドルのスイッチを押すと...鳴った。えかった。

何度か試した後,アンダーカバーを取り付ける。ネジを切り捨てたところは太めのタイバンドで固定した。両端の2箇所はボルトでしっかりと固定されているので強度的にはバンドで十分だろう。その後,外したホイールを戻し,ウマを外し,忘れずにホイールナットを増し締めして完了。もう1度ホーンスイッチを押すと元気よく鳴る。えかった,えかった。ようやくこれで全て完了,と思いきや,まだコンパウンド磨きが残っているのであった。


この色は晴天の空の下では鮮やかに見え,曇天の時にはかなり落ち着いた暗めのグリーンに見えるという面白い性質があるようで面白い。


2014.05.14


数日走ってコンパウンド磨き(65,900km)




本来ならパネルを取り付ける前に仕上げ磨きをするものだろうが,良い天気に誘われて,久しぶりにフルオープンで走りたくなり,先にパネルを組んでしまったのは言うまでもないw その後みかん肌の部分を1500番の耐水ペーパーで磨き,ホルツの3個セットのコンパウンドで手磨きで仕上げた。セットものではコンパウンドが足りないかも知れないかとも思ったが,バラで買うと3種で4千円,小ボトルのセットだど1500円なので取り敢えずはセットにしたが,丁度良い位だった。

プロが塗れば,みかん肌には殆どならないだろうから,耐水ペーパー磨きはあまり必要ないのだろう。今回は,垂れを恐れて,ガンの距離を無意識に遠目にしてしまったのが敗因だ。遅乾性のシンナーならもう少し滑らかに仕上ったかも知れない。小さいパネル2枚程はきめ細かい表面に仕上がっていたが,形状の複雑なパネルや面積の広いドアなどはあまり良くないので,一生懸命ペーパー掛けすることにした。

最後の方は暗くなってきてよく見えない中でやっていたので,結局,後日また部分的に磨き直した。実はサンドペーパー掛けが必須になりそうだったので,3度塗りをした。研磨中に下地が出ることが割りとあるからだ。3度塗りで塗面を厚くし(と言っても10ミクロン単位の話だが),力を入れずゆっくりと,塗面の様子を観察しながら研磨をした。コンパウンドは7ミクロン・1ミクロン・0.2ミクロンの3種だが,7ミクロンのものは耐水ペーパーの方が掛け易いように思う。ビバホームで,2000番から12000番までのプラスティックのようなサンドペーパー(コバックス等)が数種あったが,1枚3百数十円もしたので液体コンパウンドにしたが,何種が粗めの方を買っておけば良かったとちょっと後悔している。電動バフだとムラなく磨けるが,手だとやはり力の掛かるところとそうでないところがあるのでムラになりがちだ。

そんなこんながありつつも,一応85%の自己満足度を得られる程度に仕上った。その車を中古で買おうとしている人以外,他人の車なんかしげしげと見る人はいないので,ちょっと見,みすぼらしくなければいいだろう。実際に走ればすぐに汚れてしまって細部などわからないし。結構艶も出たし,鮮やかで爽快な色になったので良かった。友人には一目見て「カメムシ号」と称されてしまったがw 車の塗料は見る角度で色合いがかなり変わるものもあり,メーカーの色見本でも正面の色と斜めの色の表示がある。先にも書いたように,この色は直射日光下と日陰でも色合いが大きく異なるのが面白い。また面に大して垂直に見ると明るめに,斜めだ濃い目となる。




【磨き仕上げについての追記】
1週間もすると塗装の仕上がりに不満が出てきた。ホルツのコンパウンドにはワックスが含有されていて,ちょっと磨いただけで艶が出るようになっているが,はやりしっかり磨けてなかった。手磨きにも当然限界がある。そこでポリッシャーを買う決断をした。折角頑張って塗ったのに最後の詰めが甘いのでは苦労が水の泡だ。

ポリッシャーには「シングルアクション」・「ギアアクション」・「ダブルアクション」の3種類がある。左から研磨力が強い。シングルアクションは,一方方向に回るいわゆるサンダーのようなもので,本当に削れてしまうので,素人向きではない。ダブルアクションはどちらかというと振動というか極狭い範囲で動く。違いの詳細はネットで調べれば判ると思う。ギアアクションは,ちょうどその中間あたりだが値段が高い。そこでダブルアクションのリョウービの下記の商品に決定した。



この機械はサンディングマットを付けると,木工の磨きにも使える。また,ポリッシャーの種類も大切だが,肝心なのはコンパウンドだ。少々高額ではあるが良質のものが,少量で限定販売されていたこちらのショップで購入することにした。目の荒さで3種を購入。また,バフ選びも重要だ。コンパウンドの番手に合わせ,推奨されていた3種を購入した。適切な硬さのバフに良質で適当な番手のコンパウンドを合わせることで,ダブルアクションのポリッシャーでも十分に研磨が出来る。このセットのお陰で,短時間にかつ楽に作業することが出来,仕上がりも申し分ない。

また,このショップでは,フロントガラスを磨くコンパウンド(セリウム微粒)と専用バフも購入した。セリウムのガラスコンパウンドは量販店でも何年も前から売られていたし,一度使ったこともあるが,手磨きではあまり効果がない。今回のこのコンパウンドとバフとポリッシャーでやってみたところ,まるでガラスが入ってないように透明になり,モーターの力の弱いスマートのワイパーのビビリがピタッと止まった。極僅かな傷なら落とせるらしいが,飛び石などの深い傷は削るのではなく埋めないと治らない訳で,期待した結果が得られなかったとの口コミコメントもあるが,元々コンパウンドにそれを求めても無理というものだ。よって,ワイパーによって出来た擦り傷程度と考えたほうが良く,かつ十二分な効果がある。

本題に戻って,ボディの磨きだが,手磨きで終えた状態とは比較にならないような鏡面仕上がりになった。ダブルアクションでは磨けないという意見の多くは,適切な番手のコンパウンドとそれ専用バフを使っていないのが原因だと思う。