トラブルと対策 14






2021.04.07


エンジンオイルの交換 105,650km

先日,海外からオイルゲージを購入。送料込みで3千円位だった。同じものが最近日本にも入っているようで,ヤフオクでも見られたが,1,500円から2,000円位高い。 今季は,みかん畑への往復が多かったので距離が一気に伸びた。あっという間に5千kmを走り,オイル交換を行う。前回10万kmでフィルターも交換したので,今回はオイルのみ。モービル1の5W40。車体がやや前上がりな状態で抜いたせいか,2.3Lほど抜けた。今回2.5Lを入れた状態で,新ゲージの位置を確認するとアッパーより1mmほど下のようである。恐らくゲージは問題ないようだ。ゲージを信用することにしよう。



ついでにエンジンルームを掃除して,エアフィルターを確認。エアーだけで済まそうかとも思ったが,まだ手持ちに1個あったので,交換しておいた。

プラグも確認したかったが,面倒なので止めた。ちょうど下側のプラグの手持ちがなく,上側だけ6本手持ちがあるので,上側だけでも遠からず交換しようと思っている。



交換時というほどでもない気はするが...,新品と比較すると黒いので,とりあえず交換する。



どうやら,彼はここでも現場を仕切る監督をやっているらしい。



エンジンオイルが新しくなると,メカノイズがとても静かになる。




2021.04.09


フロントのディスクローターとパッドの交換 105,650km



以前に買ったディスクパッドは左右セット(4枚)で5千円弱だったと思う。ディスクローターはまだ7mmほどあるので,交換の必要はなさそうだったが,内外の縁の部分が両面1mmほどエッジが立ってしまっているので,ローターも交換することにし,楽天で購入。送込9千円弱だと思い込んでいたが,調べ直したら1万円であった。

デイスクパッドは簡単交換出来るが,ローター交換にはキャリパーを外す必要があり,これが結構きつく締まっている。また,レンチがスマート得意の花びらレンチ。E型と呼ばれるメスのスターレンチである。近所のコメリに行くがない。前にも見たがなかった。仕方がないのでネットで探すと,ヤフオク,アマゾン,楽天で同じセット物のボックスレンチが2種類出ている。ネットでも2種類くらいしかないほど,日本ではマイナーなんだな。送料合わせて1,700円くらいのものをヤフオクで購入。見た目は一昔前の大陸製よりも遥かに高級そうでしっかりしている。



2本のキャリパー固定ボルトはE18のようだ。購入のセットでちょうど間に合った。通常のボルトの頭よりもナメやすい気がするが,このような変則ボルトを使う理由はなんだろうか。引っかかりが多い分,トルクが均一に掛かるのだろうか。スマートでは,これよりも大径の花びらボルトもあると思ったが,工具は一般では手に入らないのだろうか。

ホイールを外し馬を掛けて作業に入ったが,予想したようにキャリパーを固定しているボルトが硬い。鏡で裏を見るとサビは全く出ていない。何度か挑戦するが,鈍り切った筋力では外せなかった。後から気づいたのだが,回し始めに少し叩いてやると,そう言えば外れやすかったなぁ。ホイールの脱着の時にはそうやっているのにorz 視力と筋力だけでなく,いよいよノー味噌もやばくなって来ているようだ。

ボルトは裏側の窪んだところにあるので,万一ナメてしまったらエライ手間になるので,早めに諦め,先日見積もりを訊いた近所のいつもの工場に持ち込むことにした。流石,プロは手際がいい。トントンと叩いてスッと緩めた。ちょっと悔しかったw

取り外す前の状態。


キャリパーを外したところ。今回はディスクローターも交換するので,キャリパー本体を外したが,パッドだけの交換の場合,キャリパーのカバー部だけを外す(持ち上げる)だけになる。このカブリオの場合,上側のボルトを裏側から外す。17のスパナで廻り止めを押さえ,13のメガネで外せる。また,下側は三角頭のボルトが使われているので,外せない。恐らくこれらの交換はアッシで行う前提なのだろう。


と言うことで,指2本で直ってしまった。アホらしいやらありがたいやら。今回の車検で,ハイマウントランプをいじったせいで,幌もまた使えるようになった。やはりカブリオはオープンで走ってナンボだからな。一方で,足回りの劣化が気になる。段差でガツンと来る。サス自体の劣化よりも,ブッシュ関係のダンパーゴムの劣化が原因だと思われる。エンジンマウントの可能性は高くないように思えるが,前回の交換から考えると,そろそろ時期かも知れない。また,クラッチの再学習もしたいが,この修理屋はテスターを持っていないので出来ない。

パッドはやはりかなり減っている。予想通りあと1万kmくらいなら持ちそうだが,警告音を出す金具は辛うじて接触していないが,前後方向の片減りが激しく,金属片の反対側が結構薄くなっているので,ちょうど良いタイミングだろう。内外で減りの差はあまりない。左右輪での差も殆どない。







一方でロータはこんな感じ。やはりもうちょっと使えそうな気がする。メルセデスでは,パッド交換2回目でローターも交換するように指定されているが,今回は内外のエッジ部がかなり立って残っているので,研磨しないと当たりに問題が出そうで,値段を考えると新品に交換しても大差ないので交換。





という訳でローターを交換し,キャリパーを取り付け,この後パッドを差し込んで終了。かなりパッドが減っていたので,ブレーキフルードの溢れ出しを見ながらピストンを押し戻したが,抜かなくてもギリギリリザーバータンクないで持ちこたえた。元々少なめだった?車検の時にちゃんと交換したんだろうなぁ...。ディーラーみたいにやってもいないことをやったってーことはないよな。信用していますから頼みますよ。元々少なめだったのならいいが,まさか漏れてないよな...。やっぱりたまにはブレーキフルードの量もチェックしないとダメだな。タイヤのエアは1~2ヶ月に1度は確認するから,その時に見るようにしよう。ラジエター液も。




フルードはちょうどアッパーロアーの中間より僅かに下であったせいか,予め抜かなくてもピストンの押し戻しで溢れることはなく,なんとかカップ内ギリギリに収まった。ピストンの押し戻しは硬くはないので,顎が外れるタイプのレンチで直接挟めば十分で,特に当て物などをしなくても問題ないようだ。最終的なポンピングで,僅かに油面が下がるが,アッパラインを越えるくらいにとどまっている。本来はレベル間に収めるべきだろうが,こぼれ出なければ,多い分には少ないよりもいいだろう。パッドの最大厚時と最小厚時で,油面が2cmほど変化するようだ。通常は車検毎にフルードは交換しているので,漏れでもない限り心配することはないが。

エンジンオイルが殆ど10w系が5w系になってしまったのと同じで,ブレーキフルードも今はドット3はドット4に置き換わっているようで,市場でも見かけなくなって来た。スマートの指定はドット3だったが,発売当初より,ドット4入れることの賛否が話題になったが,我が家ではかなり前から2台ともドット4になったが,全く問題はない。耐熱温度が上がっただけで,恐らく成分に大きな変化はないのだろう。ドット5はレーシング仕様で成分が異なるようで,一般車には使わないほうがよいらしい。





前輪の偏減りも気になっていたが,今回ホイールを外したので,ついでに裏返してもらうことにした。工賃は同じなので,新品に変えてもいいんだが,これほど片側がしっかりと残っていると,ちょっと勿体無いので,やはり一度裏返して使うことにした。以前,みかんちゃんのアライメントが歪んでいた時には,すぐに下の鉄メッシュが出てくるまで片減りして,バーストの危険があったのでもったいなくても交換していたが,今回はなんとかまだ使えそうだ。

これほどまでに内減りはしていなかったので,一度アライメントを確認したいが,スマートは調整箇所が1箇所しかない。トーイン(車輪の進行方向の角度の変更)だけしか変更出来ない。内減りはキャンバー角の問題だが,確か変更は出来なかったと思うが。



部品は全部持ち込みだが,工賃はタイヤも含めて8,800円だった。花びらレンチは工場にないと思ったので持参したが,正解であった。ここは基本的に輸入車は診ないので,この手の工具はないらしい。ちなみに,プラグキャップを抜くSSTも,車検の時には持参する。

翌日,300kmほどのドライブに出掛けたが,最初は幾らか違和感があったが,帰る頃にはタッチが馴染み,いつもの効きに戻っていた。