更新した内容13


2012.01.11

またまたやって来た車検。カブリオが増えてから車検の間隔が1年になり,毎年の年末・年始が車検となってしまった。以前にも書いたが,車屋を助ける為の車検制度などさっさと廃止してもらいたいものだ。その金で本当に必要な整備が出来るのに。

足回りの整備

去年の原因不明のクーラント不足の際に1.5L程の水道水だけを追加したので,ちょっと気になってクーラントを交換してもらった。寒冷地ではないので不凍液の濃度低下による凍結への影響はあまり考えなくてよいだろうが,サビの問題が心配だった。ってか,ひょっとしてスマートのラジエターってアルミ製?予想したより工賃も純正クーラントも値段が高く,1万3千円程掛かってしまった。ディーラーのメカニックによると交換しなくても大丈夫だと思う,との事だったし,やめておけば良かったとちょっと後悔しているが,まぁいいだろう。

他には,車検ごとにやってもらっているATFの交換とクラッチの再学習も行った。再学習は車検間隔に限らず,何かで入庫する毎に頼んでいるが,ここ数回はあまり効果がなくなっている。すぐに走れなくなるという感じではないが,そろそろクラッチ交換の費用を貯め始めないといけないだろう。

切れてからでは面倒なので,ベルト2本とテンショナーは早めに交換しているが,この4年は交換していなかった。ちょっと前に確認したところボチボチの時期だと思っていたら,やはり今回交換されていた。テンショナーは交換しなかったようなので,次回のベルト交換時に交換になるだろう。


さて,点検によって交換に至った部分が更に2ヶ所,足回りにあった。フロントのタイドッドのボールジョイントとリアアクスル部のリンクだ。フロントのジョイントボールは以前リコールになっていた部品で,購入後2年目頃にリコール交換したので,9年使用したこといなる。摩耗部であるし,ブーツの破れがあると侵入した水でグリスが洗われ,劣化が急激に進むと思われる。確認はしていないが,ブーツのみの交換パーツが出ないせいでジョイントボールごとの交換だったようだ。パーツ交換後,ステアリングが劇的に軽くなったのでホールジョイントごとの交換は正解のようだ。やはり機械はメンテが肝心だ。

後者のパーツは,後ろからばってんに見える2本のロッドだ。車体のネジレを抑える役目で,やはり可動部であり保持部であるゴムジョイント部は,経年劣化する。パーツ交換によってロール軸に対するリジッド感が若干増したようだが,フロントのジョイントボールほどの実感はない。

どちらもパーツは共に左右セットで交換した。長く乗るつもりなので必要なパーツの交換は一向に構わないのだが,パーツ代のみで3万円とちょっと大きい。特に,リアのパーツなどはゴムブッシュだけでよいのにロッド付きである分高価になる。こいうパーツ供給はスマートの場合多い。数百円で済むパーツ代が万単位に化ける。このあたりのパーツ供給に配慮があるとスマートもいい車になるのだがなぁ。新車の価格を抑える為にこういう余剰数のパーツを作り,それをこういう形でスペアパーツとして供給するようになっているのかも知れない。

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このディーラーは去年に経営母体が変わったので,今回の車検の内訳名目が変わっているが,費用は以前とほぼ同じというか,2千円前後安くなっているようだ。また自賠責が2千円程値上がりしているが,重量税が暫定処置で数百円だけ安くなっている。ということで,車検のみ(ディーラー必須のブレーキ液は交換含む)ならやはり8万円ちょっとだ。ユーザー車検でない限り,どこもこの程度は掛かるはずだ。

経営が変わったことで一番困ったのはクレジットカードの分割回数が2回しかなくなったことだ。引きこもりのプーたろうには厳しいものがある。今後の整備もやりづらくなるなぁ。分割分を先に貯金するしかないな。とは言え,そういうことが出来る人ならこんな人生送ってないかぁww

クラッチ関係・スターター・オルタネーター(+レギュレーター)・サスダンパー・エンジンマウントや一度交換したウォーターポンプ,更にはフロントのハブはそろそろ交換したい。ハブは以前右側だけ交換したが,左がコーナーでやや音が出ている。結構高額なパーツばかりで困ったもんだ。ところでカムチェーンとテンショナーは交換しなくてもいいものなのだろうか。まぁ,取り敢えず,今回も無事に車検が終了したので,めでたしメデタシだ。費用詳細は費用一覧のページに追加した。

そう言えば,帰り道(田舎の国道)でネズミ捕りをしていた。いままでに見掛けたことがない場所で油断していた。数日前には全く別の場所で対向車がパッシングで教えてくれたが,それはシートベルトか何かのようだった。今回,レーダーに気づいたのはもう横に来た頃で,やばいと思いながらメーターを見たら70か75のようだった。制限は50キロである。一瞬苦笑いが出たが,引き込み場所の警官二人は旗を抱いて並んで奥の方の椅子に座ったままだ。セーフ?えっ?後輪が165だったのでメーターが実測より出ていたのかも知れないが,それでも75じゃぁアウトだろう?70ちょっと下で,実測65位だったのだろうか。田舎の国道では10〜20オーバーなら捕まらないことも多い。勿論,時には一桁でも捕まえる場合もあるが,通常15kmオーバー位なら大丈夫なことが多い。たまたま,何かのタイミングで電波を当てなかったのか,兎に角助かった。

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ついでに,代車で乗った451(走行3万キロ)のインプレッション

前回のディスクパッド交換時にも同じ451が代車だった。その時には2時間程しか運転していなかったが,今回は半日運転した。敢えてアイドリングストップを使って走ってみた。以下は451の印象を自分の450との比較を中心に記したものだ。

良いと感じた点
排気量の差による低速トルクの太さは451にアドバンテージがあるようだ。また,変速ショックが少なく,ラグも短くなっている。サイドブレーキが引きやすい。

なんだかなぁ〜と感じた点
サイドブレーキが引きやすくなった分,レバーの長さが象さんになってみっともない。シートは尻が痛くなる上,ホールド感がなく非常に疲れる。エンジン音がまんま三菱。シートが高い。サスが柔らかいようで揺れが気になる。ちょっと気持ち悪くなった。その割にはギャップは拾ってくる。外のパネルや給油口の蓋などが安っぽい。車内のデザインが非常にダサい。日本流とはこういう程度か。また内部素材も非常に安っぽい仕上がりになっており,車全体に安っぽさが漂っている。ブレーキタッチも日本の大衆車流。

アイドリング・ストップについては,前にも書いたと記憶しているが,絶対にスターターとバッテリーの寿命は激短化するに違いない。アイドリング・ストップによって節約出来る燃料代よりもスターターとバッテリー交換の費用の方がはるかに掛かりそうで,本末転倒だ。特に距離を重ねてくると,一般的にエンジンの掛かりが悪くなって来るので,スムーズに発進出来るかも不安だ。

予想ではなく,今回の体験による不便さを書くと,一時停止や駐車場での切り返し時にもいちいちエンジンが止まって面倒な上に,なによりカッコ悪い。これにはオフモード以外に何か別のモードがあるのだろうか?あったとしてもいちいちそういうモードに切り替えるのは面倒この上ないが。アイドリング・ストップ機能を付ける分を値引くか,質感を上げるにの使えばよいというのが正直な感想だ。おばさんユーザーを対象にした機能だと思うが,坂道発進時に,ブレーキを数秒間踏んだ状態にする機能なども必要ない。小物を置く場所が少し増えたりもしているが,場所が増えれば増えるだけ,物置化するのでこれも不要だ。

更に気になったのが,電動パワステの挙動。停車時にはスコスコだが,これは女性向きには悪くはない。問題はスピードが少し上がると(時速30km位?から)急激に重くなる点だ。高速走行時のホイール・ベースの短さによるフラつきを抑えようという意図があるのか,単に出来が悪いだけなのか,いずれにせよ,異様に重く非常に肩が凝った。自車のステアリングが非常に軽く感じたのは,ジョイント・ボール交換が原因であるのは紛れも無い事実ではあるが,それ以上に軽く感じさせたのは,この451のハンドルの重さの影響もあるのかも知れない。また,当日は強風の中で高速も走ったが,高速時の横風の影響は450も451も同等で,ステアリングの重さが安定感を与えるよりも,重いハンドルを抑える力が要るだけで良いことはなかった。

総評として,車体金額を考えると,自分なら国産のリッターカーかハイエンドの軽を選ぶだろう。勿論,今の時点では450以外に乗りたい車はないので,それらを買うこともないとは思うが。デザインもコンセプトも走行フィールも当初の450の思想や特性を全く無視して作ったのが451であり,450の魅力は全く感じられない完全に別の車になってしまった。特に,日本のリッターカーを意識してか,性能ではない機能の部分に金をつぎ込んでいるようだ。売れなくなった商品をなんとか売ろうと,訳のわからぬ機能を沢山付けて,故障が増え,扱いにくくなっている家電のようなイメージだ。スマートという車は本来,実用上の利便性や乗り心地を追求した車ではなかった訳で,それを求めてしまった結果,失うものが増えた。自分にとっては,なによりも451は450と比べ,運転する楽しさが欠如している。この点で両者は比較にはならない。ただ,日本のリッターカーや軽を超える点もひとつだけある。フェリーの航送料金が安いことだ。

という訳で,451ユーザーには申し訳ないインプレッションとなったが,あくまで個人的趣向に基づく意見なので,良い子の皆さんは試乗してから結論を出して下さいね。451を運転しながら,リーフスプリング仕様のブラバスを含む450の復刻版を限定販売してくれないものだろうかと,ひとり呟く私であった。




2012.06.22


交換タイヤと憂鬱再び

いつもは,ヨコハマのエコスかアース1を選択しているが,今回,どんなもんかと思い,ナンカン社のタイヤを購入してみた。取り敢えずスリップサインが出て雨の日に不安定だったリア左右のみ交換する。通販で1本4,790 円,送料が525円。いつも交換を頼んでいる店に持込で交換してもらった。交換料と廃タイヤ処分料が1本当たり2250円+税,都合,2本で15,355円と,アース1に交換した場合の1本分と同じ。

「ナンカン(NANKANG)」とは台湾のメーカーで,品名は「AS-1 175/55R15 77V」。真ん中から内側と外側とのトレッドバターンが全く異なる方向性の非対称パターンだ,見た目ではコンパウンドの質感はよく,どちらかと言うと柔らかい部類かも知れない。

まだ殆ど走っていないのでなんとも言えないが,クッション性はヨコハマよりも良くなった感じがする。通常走行では,グリップは体感上の違いは特にない。ひとつ気付いたのは走行音。アース1よりも大きい。エコスと同じか,それよりも若干まだ大きめかも知れない。

雨の日の高速走行とワインディンをやや攻めた時の様子を注視してみたい。あとは寿命だ。しかし,第一印象として,中国製(本土)に抱くような不信感を与えるところはない。台湾は中国ではないし(個人的な見解),特に工業技術や安全基準などは日本と大差ないと思う。

また,このタイヤの詳細は知らないので,再生タイヤなのかも知れないが,このクラスのタイヤの場合,再生タイヤが性能的に劣ることはない訳で,値段の差はブランド銘と流通・広告費の有無のよるものだと理解している。よって,寿命が同じ程度なら,この値段でなら文句はない。ただ,行きつけのタイヤ屋で購入しないことを申し訳なく思うが,2本の交換・バランスに要する時間は約2〜30分,それで4,000円ということは時給8,000円から1万円に相当する訳で,あまり気の毒に思う必要はないのかも知れない。

他には,車検ごとにやってもらっているATFの交換とクラッチの再学習も行った。再学習は車検間隔に限らず,何かで入庫する毎に頼んでいるが,ここ数回はあまり効果がなくなっている。すぐに走れなくなるという感じではないが,そろそろクラッチ交換の費用を貯め始めないといけないだろう。

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もうひとつのタイトル,「憂鬱再び」について
エアバッグの警告ランプ点灯...。以前,10万km辺り?(失念)で,同症状が発症。ステアリング内のエアバッグ制御基盤(スパイラル部)の不具合らしい。対処は交換のみ。ただ,ステアリング本体とエアバッグとスパイラルの3点がセットでのアッシしか供給されないという。その後改善があったか近日中にディーラーに尋ねてみるつもりだが,もしアッシだと10万近い。

前回は中古を購入し交換した。壊れたクーペのステアリング(青)を廃棄したわけだが,交換時に諸事情から,クーペにはカブリオについていたステアリングを取り付け,カブリオには中古で購入したものを取り付けた。今回の不調はクーペのそれなので,つまりはカブリオについていたもの(走行3万km程度で取り外し)が壊れたことになる。スマートのエアバッグの警告ランプ点灯トラブルはそれほど珍しいものではないようだ。

事故の際にエアバッグが作動しないだけで,走行には支障は全くないので,捨ておいてもよいのだが,万一の為のエアバッグ,それもうちのはサイドも含め折角4個も付いているので,なるべく早く解決したい。こういう部品が頻繁に壊れるというのはリコールものだろう。2台あるスマートの2台が故障,つまり故障率100%だし。これを機にパドルシフトにでもしてみようか。

周知のように,警告ランプが一度点灯すると,交換してもコンピューター情報をリセットしないと消えない。つまり,ディーラー行きである。去年,ヤフオクでスマート用のテスターが数万円で売っていたが,買っておけばよかったか。またスパイラルのコネクターの脱着時には誤作動によりエアバッグの爆発の可能性もあるので注意が必要だ。念の為にバッテリーを外すことを勧める記載が多いが,これまでのところ,そこまでしなくても爆発したことはないが。バッテリーケーブルを外すと,クラッチの学習情報もデフォルトに戻ってしまうので非常に都合が悪いのだ。




2012.10.23


スターターモーターの交換・ステアリングの交換・クラッチ調整

カブリオの車検と一緒に,クーペの方も修理に出した。2〜3年程前からスターターの動きが重くなっていた。バッテリーのせいかとも思い,交換したり充電してみたが,症状は改善せず,少しずつ悪化しているようだった。距離も距離なのでスターターモーターを交換してみることにした。新品は4万円程するようだ。今回はオークションで4万km車から取ったものが送料含めて6千円ちょっとで出ていたのでそれに決定。見た目も綺麗で距離的にもまだまだ行けそうだ。

それを持込で,いつものディーラーに交換作業をお願いした。エンジン半降ろし作業ということで,工賃は1万7千円と安くはない。交換の結果,非常に軽く元気な音で廻るようになった。海外同様,パーツによっては程度の良い中古なら,積極的に使用するのがいいように思う。


部品番号は確認していないが,450(13型)ならどれも共通だと思われる。費用はこちら。


また,この夏にクラッチの挙動がおかしくなったことが一度だけあった。猛暑の峠は過ぎていたものの,都会の屋根のないアスファルトのコインパーキングに2時間程停めた後,クラッチがつながらなくなる。ギアはちゃんと「A」に入るし,「R」にもマニュアルモードにもなる。アクセルを踏み込んで2千以上まで回転を上げるとなんとか繋がるが,滑っている感じ。一度エンジンを止めて再度発進しようとすると,アクチュエーターがウィ〜ン・ウィ〜ンとミート場所の記憶が飛んだかのように行き来しているような音がする。その後またエンジンを止めて,今度は数分開けてから再始動し発進すると正常に動いた。

このままだと心配なので,上記スターターの交換ついでにディーラーで診てもらう。1年前の夏場もパーコレーションのような症状でエンストしたことがあった。それらの挙動から,熱によるコンピューターの暴走かとも思い,学習した全てのPラムをリセットする為に,数時間バッテリーを外して作業してもらった。それに意味があったかどうかは定かではない。

その後,再学習をした時点では通常に動いたらしいが,暫くして再走行したところ,前回のような症状が出たので,アクチュエーターの位置をずらしてクリアランス(遊び)を詰めることにしたらしい。アクチュエーター本体の位置決めの調整シロは十分にあるようで,今回ずらした後でもまだ調整の余地は充分あるそうだ。この症状の根本原因はクラッチ板の摩耗だが,同じ様な症状なら,もう1度程度はアクチュエーターの位置調整で回避出来そうだ。

ネット上で調べてみると,20万km走った個体でもクラッチ本体に問題ないという情報がある一方,10万kmちょっとで2度も交換している人も居るらしい。確かにクラッチ寿命は使用状況で大きく異るだろうが,電子制御のスマートの場合,完全マニュアルの車程には運転による寿命の差はないと思う。きっとロムチューンなどで過酷な使い方をしているケースなのだろう。幾らなんでも10万kmちょっとで2回交換というのはまともではない。

結果としては,前回の症状に関してはもう少し乗ってみないとわからないが,切れとつながりは格段に向上した。変速ショックも非常に滑らかになった。やはり機械はメンテが肝心ということか。

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もうひとつ。前回の記述にもあるように,少し前にエアバッグの警告灯が点くようになった。2回目だ。ディーラーでのテスターチェックのデータでは,やはりステアリング部に問題があるようだ。まったくアホらしいと思いながら中古のステアリングを探す。オークションで2万2千円で買えた。前回オークションで購入したもの(それは無事稼働中)程新しくはなく,スパイラル上部の陽に当たる部分には年相応のヤケがあるが全体は傷もなく綺麗。ほぼ同年代の車体から取ったものらしいが,距離は極端に多くはないらしい。これがロットによる故障なのか,取扱によるものなのか,それとも経年寿命なのかはわからないが,もう壊れないことを望むばかりだ。恐らくはスパイラルの不具合だろうと思う。

無事に稼働している。折角の4エアバッグ車なので死んだままにしておくのは勿体無い。というか,スマートにはエアバッグは不可欠な装備だ。まぁ,事故らなければ不要の長物であるが,事故を予測は出来ないことなので2万円ならまぁ良しとしよう。2台あることだし,もう1本位,程度のいいのが安く出ていたら買っておいてもいいかもな。スパイラルのカップラーは1個のものと2個のものとがあるが,どちらも使える。また,カップラーの形状があるだけで電極が入ってないものもあり,これは全く1個と同じ。車体が「形式がGHー450」の場合,片方のコネクターは,車体コンピューターとのマッチング(コーディング)に使用するものだそうだ。


さて帰るか,とエンジンを掛けるとメーターパネルの右側が薄暗いことに気付いた。秋晴れの強い陽射しの下だったので,おや,気のせい?と思いつつメカニックにも見てもらうと,そう言われればちょっと暗いみたい?となった。で,電球を外してみるとやはり切れていたので交換することになった。スマートのメーター周りの電球の電圧は1.1∨らしい。多のベンツでは1.2∨ということで工場中を探してもらったが,在庫がなかった。形状を確認すると大型ベンツの1.2∨の物でも合ったので,それにしてもらった。電圧差の分,本当に僅かだが明るい気がする。

スターターの交換費用以外の,アクチュエーター調整や電球交換は,無償で行なってくれたのが有難い。ただし,電球は新品なので1060円也!ドヒャー!あんな変哲のない豆電球に!まぁ,しゃーないな。基本的に修理の際には,高額なパーツでなければディーラーで手配してもらうのだが,スターターモーターやオルタネーター,クラッチ本体などのような高額なパーツの場合には,十分に使える中古があるならそれを使うのが合理的だろう。

クラッチアクチュエーターの調整は何度か作業を繰り返したようで結構時間が掛っていそうだし,メーター電球の交換はネジ4本を外すだけの非常に簡単な作業ではあるが,ネジを締めるのが少々面倒臭い。ステアリング交換は簡単だが,テスターで警告灯解除が必要なので自分ではやれない。気がつくごとにやってもらうクラッチの再学習など,もろもろを無料でやってもらえるのは有難い。その分車検では,一般修理会社よりも少々大目に支払っている訳だが。やはりいざという時のことを考えると,ディーラーと仲良くしておいたほうがいいに違いない。今後とも宜しくね。

経営がメルセデスからヤナセに変わったせいか,不景気のせいかは知らないが,これまで純正部品以外の作業はお断りだったのが,合法パーツなら社外品でも対応してくれるようになった。機械にはトータル性能を鑑みた設計理念があるので,一部だけ高性能な社外品を使うと,弊害が出てくる場合ばある。あえて壊れるように設計されているパーツを丈夫なものに変えると他の高額なパーツが壊れたりすることがある。だから基本的に純正パーツしか使わない。ただし,ディスクパッドに関しては,純正品はあまりにダストが多いので,交換した折に社外品を付けたが,気持ち少ない程度なだけで,こびりつき具合も同じなのであまり変わらない。「STOLZ」社のものがホイールにごびりつきにくいようだが,黄緑のカバーがダサい。当分は交換の必要はないだろうが,次回までにはいいのを探しておこう。ただ,減りが少ない代わりに固くて効きが悪くなったり,タッチが変わるのは嫌だし,鳴きが出るものもあるのでなかなか難しい。

ともあれ,これでまた暫くの間は,実際にも気分的にも快調なクーペに乗れることになった。出先で動かなくなるんじゃないかと心配しながら運転しているのでは楽しみも半減する。1年ちょっと先には車検だが,せめてそれまでは無事でいて欲しいもんだ。

そうそう,エンジンオイルの消費量が増えている。継ぎ足してもいいのだが,どうせなので,最近は3千5百kmで交換するようにしている。白煙を吐かないように,これまではゲージ半分以下にしていたが,今回からは真ん中とアッパーの中間位を目安にすることにした。ラジエターの水量同様に2〜3ヶ月に一度程度はチェックした方がいいだろう。

今回は,モービル1の5W40と15W50を大体半分ずつ入れた。また,ループの添加剤エンジンリカバリーも今回はいれておいた。確かに効果はあるようだが,値段の関係で暫く入れてなかった。この添加剤によってメカノイズは静かになるのは間違いなく,振動も減ったように思えるので,多走行車には必要かも知れない。ついでにループのフェールクリーナーも入れておいた。こちらも久しぶりだが,実効果があるのかは不明だ。こちらは元々体感出来るようなものではのかも知れないが。

ここのところの燃費に関してはリッター20〜24km程度と,距離を走っていない時と比べると,全般的に2km程度落ちて来たように思える。5W30使用時と比較すると,15W50ではリッター2km程燃費は落ちるのは確認済みなのだが,この添加剤による燃費向上は特にないように思える。投入の目的は燃費向上のためではなく,少しでもピストン・シリンダーの摩耗が抑えられることなので,そちらの効果を期待しよう。


2013.12.01


リアハッチ・ダンパーの交換

今年の夏は暑かった。そのせいでダンパーオイルが柔らかくなり過ぎているのかとも思った。リアハッチのガラスが勝手に落ちてくることがしばしば。酷暑が過ぎて少しは収まったかと思いきや,もう冬っぽい今の時期でも,ジュルジュル,ゴン!(ガラスが頭に当たる音)と自動閉塞する。もう13年にもなればダンパーは抜けても当然だろう。シャフトのクロームメッキにサビが来ないようにメンテには気を付けていたが,いや,そのお陰で,13年も保ったのかも知れない。社外品の手頃な値段のものがあることは知っていたので,ヤフオクを当たる。

すぐにみつかったが,1本6000円やら4000円やらと安くない。で,あれこれ物色していると,メーカー不祥のものが1本2400円とお値打ちで売られていた。マイレ製として売られているが,明らかに安すぎるし,本体シリンダにデカデカとメーカーロゴが雑にプリントしてある。この下品さからも,中国本土の粗悪品らしさが漂っているw多分マイレ社のコピーだろう。最近のヤフオクやeBayではこの手の社外品の偽ブランドパーツが非常に多く出回っているらしい。

元々マイレ製品自体が,どうも品質が悪いとも聞く。純正パーツや他の社外品を中心に扱っているところは,平気で他社の商品に大してウソの中傷をネットに流すだろうし,メーカーもメーカーで自社製品の過剰賛美しか行わない。何が事実が見分けが付かない世界では買ってみるしかないのかも知れない。安全策で純正パーツを選ぶのは一番賢い方法だろうが,なんせ値段が高過ぎる。品質ゆえに高いのなら良いのだが,国内ディストリビュータが中を抜き過ぎているのであんなに高額になっているのは明らかだ。輸入車の宿命なのだが。

2本で4800円。絶対的金額としてはそんなに安いとは言えないが,純正や他の社外品と比較すると格安。安かろう悪かろうかも知れないが,この値段だし,自分で簡単に交換出来るので,迷うことなくこれを購入。新品だから当然だが,しっかりとしたタッチで開閉が出来る。以前と比べて開けるのに力が必要な感じだ。新車購入時はこんなんだったと思い出した。

その頃は,ダンパーの向きが逆じゃないと,雨水でシャフト(インナーチューブ)が錆びるのでは,ということで,わざわざひっくり返したが,やはりその動作を考えると,元々の向きが正しいようなので,今回は,元々の向き(昨日まで逆向き)に取り付けた。取り付け方はこのサイトのずっと初めの方のページに記載してある。自分でも忘れかけていたが,問題なく取り外しと装着を完了出来た。




2013.12.04


エンジンオイルとバッテリーの交換

クーペのバッテリー交換だ。もう165000kmに近くなる。2〜3日前にエンジンオイルを交換した。モービル1の5W40単品。夏場は15W50と半々にしている。ループ添加剤も入れた。やはり交換したては,暫く走って温まっても,音が静かになる。約3500kmの交換になる。大体は5000kmで行ってきたが,やはり3500kmというのは,音が変わる頃なので,本来はこの位で交換出来るといいんだろうな。モービル1は高いので,ちょっと厳しい。クーペのエンジンは大分くたびれてきたのでここのところは3500km目処で交換しているが,カブリオはこれまで通り5000kmだ。

今回ストック用に買ったオイルフィルターは,まだ使っていないのだが,中央部がこれまでと構造が異なり,ゴムになっている。またヒダヒダも密になっている。純正の品番で確認する限りでは,ショップ(ヤフオク)の方では間違いなく互換品と言うが,どうも軸に刺さるゴム部の径が大きい。本当に使えるのかぁ?5個も買ったのにぃ!なんかイヤな感じだ。

さて,次はバッテリー。前回は町工場での修理のついでに持ち込みで交換してもらったが,今回は自分で行う。前回は敢えて「モル」という品名の注水式のものを選んだが,別に液が「漏る」訳ではなかった。が,どうも乗り方の環境が変わったせいか,ものが悪いのか(確かに安かった),スターターを交換した割にはエンジン始動時に元気がない。1〜2ヶ月に1度は充電器で充電していたが,充電器のインジケーターではランプが1つ点灯しないままで,フル充電にはなっていないようだ。

ということで,思い切って交換することにした。前々回購入した「ボッシュ」のメンテフリータイプの普及品はその後も車外で生きている。オイル交換時のポンプ稼働用に頑張っている。これも定期的に充電している。そのせいか,今回取り替えたものよりも半年以上前に買ったが,まだまだ元気だ。このバッテリーに変えた直後でもスターターの元気がなかったので,バッテリー不良かと思い込み,半年も経たないうちに,今回まで使っていた「モル」に交換したのだった。が,その実はスターターの問題であることに少し後に気付き,「モル」に交換した1年程後に,中古のスターターに交換したのだった。が,タイミング悪くして,「モル」は過酷な使用環境に順応出来ず,短い寿命を迎えつつ合ったのだ。

つまり,バッテリーが良かった時(ボッシュの汎用タイプ)にはスターターが悪く,スターターを交換した頃には「モル」が弱って来ていた。つまり,それぞれの交換が生きていなかったのであ〜る。

今回の「ボッシュ」は銀電極タイプの一クラス上のもので,2割程汎用タイプより高い。これもシールドタイプだ。オイル交換ポンプ用の汎用ボッシュでメモリーのバックアップを取り,「モル」は腹から引き出す。ホット側のケーブルに遊びがなく,バッテリーの取り出しは結構大変。ボッシュのものは,当然電極は同じ向きだが,排気孔が反対向きについている。元々のバッテリーもボッシュだったが,その時はどっちだったんだろうか。覚えていない。

寸法などは問題ないのだが,問題がひとつあって,この排気孔と排気ゴムパイプとは径が合わないのだ。シールドタイプだし,通常では沸騰した電解液が溢れ出るということはないのだろう。この孔は化学反応で生じる水素ガスのドレインなのだ。ゴムパイプは短いし,径も合わないので,近くのホームセンターに行くが,ゴムパイプは売っていなかった。ヤフオクでも調べたがちょうど良い径のものは見当たらなかった。

ホームセンターにほぼ孔に合う外径のシリコンパイプがあったのでそれを使うことにした。少々肉厚が薄いが,折れるような取り回しでなければ問題ないだろう。また,先述の通り,直接硫酸が通る訳ではなく,水素ガスだけならシリコンでも大丈夫に違いない。ってか,それしかないんだから,つけないよりはましだろう!

確か前回の時も,町工場でやってもらった前々回の時にも,このパイプが面倒を掛けていたことを思い出した。こういうパーツは大した金額ではないのだから付属させた欲しいもんだ。バッテリーメーカーによって径が違うんだろうからさぁ。

とか思いながら作業を進めた。バックアップ用のワニ口が外れることもなく,端子をショートさせることもなく,無事に新しいバッテリーに載せ替えが終わった。少しワクワクしてイグニッションキーを回すと,いやぁ〜,元気よくスターターが回る。昨日長めに充電した後の「モル」での始動の音も,ちょっと良くなっていたので,まだバッテリー交換は伸ばせるかなぁとも思ったが,全然勢いが違う。チュン!キーン!って感じ?カブリオは購入後まだバッテリーは交換していないがかなり元気だ。クーペも同じようななったので嬉しいぴょん!

これはプラシーボだとは思うが,点火系が元気になったせいか,走りが軽く思える。エンジン音が静かになっているのも要因だろうか。厳密には,バッテリー点火のプラグは,バッテリーの状態でスパーク力が左右されるので,あながちプラシーボではないのかも知れない。でもある程度の速度で走っていれば,発電からも供給されるから大差はないんだろうけどなぁ。まぁ,気のせいでも悪くなったのではなくて,良くなっているので良しとしよう。メデタシメデタシ。廃バッテリーをどこで処分するか。近所のホームセンターへ持って行っても引き取ってくれたし,ベンツ屋さんに来月の車検で持って行くときにでも引き取ってもらえるかな。最近筋力が落ちているせいか,殊にバッテリーが重いわ!懐は軽くなっちまったのに!!